１２５ ページ30
そのキスはまるで魔法みたいで
瞬間でとろけるような気分にさせてくれた
今まであった心配ごととかもう全部どうでもいいやって思えるくらいの
その後もタカ兄は私が眠るまで頭を撫でてくれてて
朝起きたらほんとにリビングのソファーで丸くなって寝てた
なるべく音を立てないように朝ごはんの準備
とはいえ冷蔵庫の中身が皆無すぎて簡単な卵焼きとお味噌汁とご飯とかだけだけど
気づいたら後ろで起きてたタカ兄
「おはよ、シャワー浴びてくるわ」
って洗面所の方にさっさと行っちゃった
それから10分もしないうちに戻って来て朝ごはんもちょうど出来上がった
「いただきまーす」
「いただきます」
まだちょっと濡れた髪の毛のタカ兄と向かい合って朝ごはん
前もこんな感じで朝ごはん食べなかったっけ？デジャブ？
「…おいしい」
「ありがとう。でも、いま超遠い目してるよ(笑)」
「ごめん、眠くて。てか、また朝飯だな」
「そうだね。いつも簡単でごめん」
「そうじゃなくてさ、今度、ちゃんと食材とか準備して家で夜ご飯つくってよ」
「あ、うん。いいよ」
今も確かに私はタカ兄の家にいるのに
”家”というワードに反応しちゃう
「Aのご飯、うまい。たぶん実家の飯よりうまい」
そんなことをまたとおい目して言ってるから
たぶん起き抜けでまだ頭が寝てるタカ兄は本心でそう言ってくれてるんだと思う
「それはないでしょ(笑)こんなのでよければいくらでも作るよ？」
「いくらでもはやばい。俺めっちゃ太っちゃいそう、Aの飯で」
「ふふっ」
「何笑ってんの(笑)」
寝ぼけてるタカ兄はかわいい
付き合わなければこんな顔も見れてなかったんだなって思ったらなんかじんわり嬉しくなった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とも(プロフ) - こんばんは!横尾くんと二カちゃんの兄弟の話が読みたいです! (2017年5月16日 22時) (携帯から) (
レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
だだ(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます！お答えできるのがいつになるかわかりませんが、是非お聞かせください！ (2017年5月15日 23時) (レス) id: a2dfa7793c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみに読ませて貰ってます！リクエスト大丈夫ですか？ (2017年5月15日 23時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：だだ | 作成日時：2017年5月9日 1時
