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「ん〜、…」


なかなか目が開かない

寝る前何してたっけ……瞬間思い出せない


この感じだとたくさん飲んだんだ、、誰と飲んだっけ、


キスマイだ……楽しかったなあ、



「昨日は随分楽しそうだったね」


うん、楽しかったよ


「連絡したのに全然見てくれないし、どんな気分だったか分かる??」


そんなの…わからないよ


重く閉じた瞼をこじ開けた


「おはよう、A。」


「ん…おはよ……」


「昨日、楽しかった??」


「うん、楽しかった…」


「昨日は結局後輩のミスが次から次へと見つかって30分どころか2時間半もかかったんだ、だから…なかなか向かえなくてごめんね?」


「ううん、いいの、、」

まだ寝ぼけた頭で答える


「でもさぁ、仕事の話とか…もっと俺にしてくれてもいいんじゃない…?何も後ろめたいこともしてないのに、、なんで俺にキスマイと仕事すること隠すの??」


その言葉に一気に目が覚めた


「聞いた…の…?」


「聞いたよ。奇遇だよね、Aの初の服飾の仕事のクライアントがキスマイだなんて。やっぱ、運命なんじゃないの?」


「え?」


「そう、運命で惹かれあってる、そういう星回りなんだよ。Aとアイツは。ほんと、妬けるな〜」


「何の話…?」


「何の話、じゃないよ。何も悪いことしてないのに、クライアントがキスマイ、しかもツアーも同行って聞いて何で俺に話さない?何で隠すの?そんな必要ないでしょ」




「ようやく俺のものになったと思ったのに、またそうやってアイツんとこに行くんでしょ…??」


「タカ兄……とAは、運命…か」



次の瞬間、頬に冷水をかけられたような痛みが走る

何が起こったかわからないってまさにこのことだった

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作者名:だだ | 作成日時:2017年4月22日 23時

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