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過去3-完璧なロボット少年- ページ4
その一瞬後、もたれていたものがなくなり、支えをなくした。
コテン、と後ろに倒れてしまう。
無心に上を向くと、幸次が怪訝そうにこちらを見ている。
「あの…榎本？」
「…何でしょうか、えっと…」
「あー…俺は幸次！中原幸次って言うんだ」
幸次は、今ではもうお馴染の笑顔を見せた。
少しはにかんだような、何だか愛嬌のある笑顔だ。(男にこれは失礼だけど)
ちょっとだけ、接しやすさというものを感じた。
「あの…中原君は俺を奇妙なやつとか、そんな風に思ってるんですか？」
「思ってるじゃない。思ってた、だ」
「……そっちか」
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作者名：PAYA☆ | 作成日時：2015年4月4日 0時
