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朝
この匂いは知っている
大好きな万事屋の匂い
それと
A「銀ちゃん…/////」
目の前で眠りにつく銀ちゃん
銀色の髪が柔らかくて
ゴツゴツした手の平
A「迎えにきてくれた………」
銀ちゃんの寝息が前髪を揺らし
そっと…………
唇へ指先を伸ばすと
トラウマのように
あの悪夢が蘇る
A「ッ…………」
伸ばした手を引き
自身の下唇を触れた
柔らかい感触は覚めても消えそうになくて
アイツとキスした事を思い出す
A「ファースト…………」
どことなく乱暴で
いつもと違う顔で
優し……かった?
A「ありえない!ありえない!」
銀時「うおっ!なんだなんだ!」
隣で凄い勢いで起きる
A「銀ちゃん……」
銀時「うー頭痛ぇー何時だよ今」
A「………七時」
銀時「まじかよ!寝たりねーよ」
再び、眠る銀時
‘
‘
Aを背にして
銀時「オメーよぉ…………あんまし心配かけんなよ?面倒くせーから」
なんとなく
銀ちゃんが冷たくて
A「…………帰りたくなかった」
銀時「勝手にしやがれバーカ」
ポタタ…………
涙は正直で嘘がつけない
A「…………出掛けてくる」
銀時「ちゃんと飯までに帰ってこいよ」
謝る事も俺ァ出来なくて
突き放す台詞ばかり投げかけていた
ガラガラ
家を出る音
Aの枕をそっと抱き寄せた
銀時「たまには俺と遊べよバーカ」
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作者名:mohumohu x他1人 | 作成日時:2014年7月18日 16時