【H×H】雨の降る街【クロロ】 (ページ12)

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１０．お嬢様ページ12

およそ２週間ほどたち、その日が来た

会うところは隣町の店だ

昔は、人気がすごかったらしいが、今ではそうでもない

そこの中で俺とイルミはAが来るのを待っている

３０分ほど、俺達の方が早く来て、Aが遅く来る

そうすれば、知人というのはばれないだろうというAの考えだ

一応変装のために髪をおろして、一般人っぽい服装を着てきているため、バレはしないだろう

イルミも、どちらかというと一般人っぽい服装だ

「お待たせしました、ホットコーヒーと、プリン・ア・ラ・モードでございます」

クロロ｢ああ、ありがとう｣

この店はプリン・ア・ラ・モードがすごくおいしいと噂だからな

すると、

｢社長！お帰りなさいませ！｣

っという先程の店員の声が聞こえた

すると、ホール、キッチンの店員がその声に気付き、社長という声が響いた

社長とは…誰なのか気になり振り返った

｢あぁ、久しいな…が、今日は人に会いに来たんだ」

昨日、Aに見せてもらった顔と同じだ。

つまり、Aの父親というわけか

そういえば、店の壁にも同じ顔が張ってあった

＜ムバル＝コールバリオ＞っと見出しが書いてある

Aの父親は、特別席に座った

特別席のだいたいは、貴族、またはそれなりの地名がない限り座れないといわれている席だ

そして、２分ぐらいすぎ雨が降り始めた

Aが近づいているということか

プリンをスプーンですくい上げ、食べると同時にイルミが俺に話しかけた

イルミ｢作戦、覚えてる？｣

クロロ｢あぁ、覚えてる」

来たか

ドアから入ってきたのは普段とは違いお嬢様のようなブラウスにスカート姿のAだ

そして、父親の前に立ち、深くお辞儀をした

貴方「ご久しぶりです。お父様」

そういったAは、Aではないような雰囲気を醸し出していた
ムバル「あぁ、
座りなさい」

貴方「失礼します」

そういい、Aは座った

ムバル「なんだA。その服装は
私の娘なら、人の前に出るときぐらいもっときれいな服装を着なさい。」

貴方「大変申し訳ございませんでした」

そういい、Aは深くお辞儀をした

俺からすると、大分立派な服装だがな

貴方「以後気をつけます」

本当にAではないようだ

すると

イルミ「クロロ
作戦。あと３分後に始めるから」

イルミはそういいコーヒーを飲みほした。