【 XLIV 】 ページ6
準備が終わり部屋を出ると蓮が待っていた。
「ごめん。時間大丈夫？」
「うん。忘れ物ない？」
「大丈夫。」
「じゃあ、行くか。」
蓮が玄関のドアを開ける。
するとそれと同時にもう一つドアが開く音が聞こえた。
それは隣からで、出てきたのは。
「あっれ〜、お二人さんそういえば今日公演って言ってたっすね。」
お喋りな金髪と。
「………………」
黙ってこっちを見る黒髪。
「えぇ、これから向かうところですよ。お二人はお出かけで？」
蓮は金髪の問いに答えると質問を返す。
「リヒたんがカラオケに行きたいって言うっすから仕方なくっすよ。」
「そうですか。」
「蓮、行こう。」
金髪の言葉に受け答えをしている蓮の袖を軽く引っ張り私は言う。
「ん？あぁ、そうだね。」
それじゃあ失礼しますと言って階段に向かうAを追う蓮。
リヒトは黙ってその二人を見ていた。
「さーて、リヒたん。俺たちも行くっすかね。昨日のストレス解消したいって言ったのリヒたんっすからね。珍しいっすね〜リヒたんがストレス解消のためにカラオケに行くなんて〜。なんかあったんすか？」
明らかに答えを知ってる顔でロウレスはリヒトに聞く。
「………あ？」
そう言ってロウレスの方を向いたリヒトの額には軽く青筋。
「あ、やっべ。これは……」
「うるせぇクズネズミ！！死ね！！」
「うぇぇぇぇえ！やっぱりぃ！」
いきなりの蹴りを避けながら眼鏡をかけ直すロウレス。
その目は下で車に乗り込もうとしているAの顔を捉えていた。
「これであっちは避け始めるっすかね。」
ニッと言うよりはニタニタなのだろうか。
気持ち悪い笑みを顔に貼り付けその様子を見るロウレスだった。
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ルイ(プロフ) - 淡月さん» ありがとうございます！喋り方ちゃんとしていてよかったです！応援ありがとうございます、頑張りますね！ (2016年9月25日 21時) (
レス) id: fd80353d0e (このIDを非表示/違反報告)
淡月 - これすごく面白いですね リヒトの喋り方もちゃんとなっているし、話の区切り方も上手だし、凄いです。これからも応援してるんで頑張ってください。 (2016年9月25日 11時) (レス) id: ac32f96c3f (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 塩化水素さん» そしてレスで返してませんでした、申し訳ありません。本当にありがとうございます！ (2016年9月6日 22時) (レス) id: fd80353d0e (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - あ、本当だ…！！言われて気づきましたwってことは話が一話ずつズレてる……！！え、ありがとうございます、全然気づきませんでした。 (2016年9月4日 23時) (レス) id: fd80353d0e (このIDを非表示/違反報告)
塩化水素 - すごく面白いです！やっぱりリヒたんはいいですね\(//∇//)\…あとLXXVIが二つあるような気がします。もし間違っていたらすみません＞＜ (2016年9月4日 23時) (レス) id: aac0d621d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ x他1人 | 作成日時：2016年8月21日 20時
