ごめんね、好きです。【地縛少年花子くん】【源光】

届いてほしいの ページ4

〜雪side〜





雪｢あっ、あの………。その、あの………ね｣






光｢よ、代々木？｣









雪｢ごめんなさい、本当にごめんなさい。ごっ、ごめ、ごめん……なさ………！｣









身体中が熱い。さっきよりも心臓がバクバク言っている。緊張し過ぎて、自然と吃ってしまっている。









…でも、それでも。









源くんにわざわざこんなところに来てもらったんだ。









………い、言わないと。









雪｢っあのね、源くん………！｣








光｢お、おう………？｣









雪｢わた、私………源く、｣









源くん、貴方のことが







ずっと、ずっと前から






………貴方のことが、









？？｢あっ、光くん！｣









光｢えっ、先輩！？｣









……え









恐る恐る背後を振り返ると、そこには高等部の制服を身に纏った可愛い女の子が。









─銀色のセミロングの髪にちょっと変わった髪飾り。タレ目気味の赤くて綺麗な目。他の人より少し短く切られた前髪。









……うそ。なんで、なんで今。よりによって貴方なの？









寧々｢良かった、探してたんだよー？｣









…八尋寧々。

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