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10話 ページ11

sideA

兄を止めるのには一苦労です…!

A『そこの方…!大丈夫ですか!?年下に暴力など…みっともない…』

実弥「…チッ…」

自分の膝上に頭を乗せ、撫でてます…

善逸「て、天国…」

まあ……三途の川を渡るくらい痛かったのでしょう。

お可哀想に……

実弥「…」

A『貴方は少しくらい素行を反省してください。』

不貞腐れてます…

妹に説教される兄が居りますか!

A『兄さん。』

善逸「兄さん!?」

あ、言ってなかったですね。

実弥「テメェが兄さん言うんじゃねえ!ぶっ殺すぞ!」

とても世の為に頑張る兵士とは思えない言葉。

A『兄さんは兄さんでしょう。』

実弥「お前に言ってたねぇ!!」

善逸さん?に言ったのですか?

ただのオウム返しだと思うのですが。

実弥「さっさと退け!」

A『病人ですよ。少しは優しく差し上げて。』

実弥「鬼にやられたクソ雑魚だろうがァ!」

兄はいつからこんな血の気が多い人に…

善逸さんは薬の時間という事で治療部屋に戻されるようです。

善逸「ヤダヤダ!苦いもん!」

A『まだ苦味がそんなに…頑張って調合してるのですが……』

善逸「飲む!」

あら。

A『本当ですか?嬉しいです。』

炭治郎「善逸…顔が気持ち悪いぞ。」

素直な悪口…!


炭治郎くんも時間という事で戻りました。

A『兄さん、本日も練習に勤しんで…』

腕が硬いです…

揉んで柔らかくなってくれれば良いのですが…

実弥「……アイツには言ってねぇんだよな?」

誰に何を。

兄さん、主語って知ってます?

実弥「玄弥に、鬼だって事…」

あら、言葉にでも出てましたか?

A『はい。』

実弥「お前は成長止まったままだがよォ…アイツは成長もするし何もわからねぇような奴じゃねぇよ。」



兄は謎な言葉を残したまま、

実弥「帰る。」

帰ってゆきました。


夜、冷え込んできた時間。

部屋から出てきました。

皆が寝静まって静寂な時間。

治療部屋にはベッドがあり、皆すやすやと寝ています……

イノシシの被り物は気になりますが。

玄弥「……」

玄弥も寝ています…

この子もきっと…

撫でたいのをぐっと我慢…

玄弥「…姉ちゃん……」

な…

玄弥「姉貴が鬼になったの知ってる。姉ちゃんの手紙、鬼の匂いしたから。」

逃げようとしたら、昔とは打って変わった手と力で止められました。

玄弥「姉ちゃん…」

成長した玄弥は私の知らない子なのかもしれません。

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年11月20日 4時

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