検索窓
今日:6 hit、昨日:39 hit、合計:38,172 hit

8話 ページ20

数時間後、準備を終えてから星拾いの崖へ向かった

空とユリスが到着する頃には、もうみんな集まっていた












ディルック「よし、揃ったな」

パイモン「ここ、景色が綺麗だな」












パイモンは辺りを見回して喜んでいる

確かにここは綺麗

崖ということもあり、あたたかな風が頬をかすめ、手を伸ばせば雲に手が届くような錯覚に陥る

セシリアの花も、風で楽しそうに揺れている

ユリスも頷いて、はしゃぐことはしなかったが、耳をピクピクさせていた

ウェンティは「ふふっ」と少し笑みをこぼす












ウェンティ「「運命の再会」というテーマに相応しいでしょ?
  じゃあ、そろそろ準備を始めるよ」

ジン「ああ、どんな結果が待ち受けていようと、少なくとも転機は見えてきた。
  ここ最近、モンドは様々な問題を背負いすぎた……」

ディルック「だが、まさか問題を解決してくれるのが旅人と詩人になるとはな」












ディルックは空とユリスとウェンティを順番に見る












ディルック「……ああ、騎士団も少しは役に立ったか」












ディルックはわざとらしく言う












ウェンティ「はいはい、みんな少し離れて———この世で最も優れた吟遊詩人が
  琴をつま弾くよ」











ウェンティは最後にニコッと笑ってから崖の先端へ歩き始めた

ウェンティ以外の人は少し離れたところから見守る

そして海風が音を立ててなるところに、ウェンティは天空のライアーに手を添え、ゆっくりと優しいメロディを奏でる

すると地響きが鳴り、崖の下から巨龍が風を纏って現れる

一同は強風で目が開けられない

風が落ち着いてきた頃、トワリンがゆっくりと降下してくる













トワリン「君か……今さら……話すことはない……」












トワリンのその言葉には少しだけ怒りが含まれている

ウェンティは少し悲しそうにトワリンに言う












ウェンティ「そうかい?ボクの見間違いだったのかな?君の目は、この曲を懐かしんで
  いるように見えるよ……」

トワリン「フン……」












トワリンはウェンティの話に聞く耳を持たない












ジン「本当に、話が……」












すると遠くから氷の矢が飛んできて天空のライアーに直撃する

そして少し欠けたライアーが地面に転がる

緊急事態に一同はウェンティに駆け寄り、ウェンティを庇うように前に立つ

(2)→←(2)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
102人がお気に入り
設定タグ:原神 , 七神 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2023年3月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。