恋愛奮闘記 (ページ21)

今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:22,508 hit

笑窪は恋の落とし穴ページ21

重岡ととりあえず2人で会議室で話し合いをするために資料やホワイトボードをセット

シーンとした空気がながれる。

重岡「…なあ」

「は！はい！！」

突然声をかけられればさっき玄樹と話したこともあり無駄に意識してしまい飛び跳ねた

重岡「ふっはは！なんやねんその反応」

くしゃりと笑い笑窪をつくっている重岡

「びっくりして…」

重岡「ふーん」

ジリジリと何か考えた顔をしながら近づいてくる思わず後ずさりそのまま置いてあった椅子にストン、と座り込んでしまった

重岡「意識してんの？」

椅子の両縁を腕で支え、顔を近づけて真剣な顔をされた

アホな自分でもわかる、顔に熱が集まる

ドキドキしてる

「い、意識するでしょ普通に…」

重岡「もっとしろ。…好きやで」

し、心臓が持たない…！！！

「っ…！そ、そういうこと言うなバカ！」

重岡「好き、めっちゃ好き。んー…愛してる」

「わわわわわかったから！！！」

重岡「お前は？」

「なんとも言えんけど…！私多分、多分…重岡のこと…好きになってる、んやとおもう…」

重岡「……」

ちらりと見ればそこには真っ赤になった重岡

「えっ…」

重岡「アホ！！こっち見んな！！！！いきなり言うとか卑怯やろ！！！！あーー！！！」

ぐしゃぐしゃと前髪をかき耳まで赤い重岡はしゃがみ込んだ

「ちょっと、重岡…」

重岡「でも…」

と言えば顔を上げ

重岡「めっちゃ嬉しいわ」

またあの

笑窪を見せた特大の笑顔に

私はきゅん、ってした

あー

私多分

少しずつこいつの笑窪の笑顔に

惹かれてる