結果1 ページ10
いつもの朝。
何の変哲もない、強いて言えば皆の様子が少しぎこちないように思えるそんな朝、事件(？)は起こった。
朝食も食べ終わり、皆は居間で思い思いの方法で時間を潰していた頃。
｢おそ松兄さん、お茶、いる？｣
｢あー…もらうわ｣
さりげないようでどこかぎこちなくお茶を差し出すトド松君とそれを受け取るおそ松。
｢……フッ。………フッ……｣
｢カラ松兄さん、5秒毎にサングラスかけ直すのやめてくんない？｣
｢そういうチョロ松兄さんこそ読んでる雑誌が逆さまだよー？｣
逆さのまま雑誌を読むチョロ松君と5秒毎にサングラスをかけ直すカラ松君。
十四松君はちゃんとしてるからこれはこれで変だ。
ちなみに一松君だけは朝食を食べ終わるや否や、家を出ていった。
……今日何かあったっけ？
松代さんも違和感があるようで、しばらく首を傾げていたが、やがて買い物に出かけていった。
松代さんにも分からないということは、誕生日などの定期的なイベントではなく、何かイレギュラーな事が起こったということ。
『……？』
しばらく観察していると分かったことがあった。
皆ある一定の方向を見ている瞬間があるのだ。
玄関
…今日は誰かが来る日なのか？
玄関に何か気になるものがある？
玄関にあるものといえば、靴、電気、棚、電話……電話？誰かから電話がかかってくる？
………………
…………
………
………あ、そういえば面接結果の電話ってそろそろかかってくるんじゃない？
そうか、皆やる気ないように思えたけど、ちゃんと気にしてたんだ。
あんなニートだったのに、バイトだけど仕事をしようとしてくれてる事実がちょっと嬉しい。
もしかしたらこれをキッカケにまともな人に更生していくのかもしれない、と感心していたその時。
ジリリリ
電話が鳴った。
｢ゴホッ｣
｢………｣
｢ちょ、電話鳴ってるよ、誰か出ないの？｣
｢チョロ松兄さんが出たらどうっすか？｣
｢え！？僕！？｣
おそ松は飲んでいたお茶がむせたのか咳き込み、 カラ松君はサングラスを手で支えたまま固まり、 チョロ松君は他の兄弟達に電話に出るよう促し、
十四松君はちゃんとしている。
誰も電話に出ないのなら、切れない内に私が出ようかなと思ったその時、トド松君がゆっくりと手を挙げた。
｢……ボクが行くよ｣
｢トッティ！？｣
流石は六つ子。声のトーン、タイミング、言葉まで見事なハモリだ。
｢先陣はボクが切る。…兄さん達、準備はいい？｣
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milk - 本当に面白い！！この作品は完結がもの凄く気になります…！！続き待ってます！！ (2022年8月26日 22時) (
レス) @page47 id: 1d931b58b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き待ってます (2022年8月18日 17時) (レス) @page47 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
一樺(プロフ) - 続き凄く見たいです…もう更新されないんですかね？？ (2020年11月28日 16時) (レス) id: e734b1c435 (このIDを非表示/違反報告)
星猫(プロフ) - 続き見たい早く気になる (2020年11月14日 16時) (レス) id: 7ce7f2c2ab (このIDを非表示/違反報告)
Nori(プロフ) - なり金さん» 再びコメントありがとうございます(*´ `)小鳥が飛び立ったシーンでしょうか？差し支えなければ教えてください…笑カラ松パートでの課題はカラ松語なんですよね。未だに分からない笑 (2020年6月23日 16時) (レス) id: f050346503 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nori | 作成日時：2020年3月10日 17時
