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出会いのために… ページ4
朝は晴れていた天気も夕方になると崩れ雨が降りだした。
仕事もおわり、久しぶりに家に帰ろうかとエアームドに飛んで貰っているとこの森には生息しないはずのダンバルが何かを探すように飛び回っているのを見つけた。
なにかあったのかもしれないと思い、エアームドに地面に降りてもらう。
ダンバルもこちらに気づいたようで一直線に飛んでくる。
「どうしたんだい？」
警戒のためにエアームドを仕舞わないでダンバルに尋ねる。
ダンバルは僕の回りを飛ぶと泣きそうな顔をして、ついてこいという行動をとる。
不思議に思いながらもダンバルを追いかけた。
暫く走ると地面に血溜まりを作って倒れている少女を見つけた。
少女のまわりには野生のポケモンたちがあつまり傷を治しているようだった。
「これは……」
この状況に驚きを隠せないが今はそれどころではない。
急いで駆け寄ると少女がまだ生きていることが分かる。
泣いているリオルはこの少女のポケモンだろう。
僕を連れてきたダンバルもおそらく。
兎に角、早く病院に少女を運ばなくてわ。
そう思ってからは早かった。
エアームドに少女を横抱きして乗り込み、近くの街の病院まで飛んだ。
ジョーイさんに運ばれる少女は酷い有り様のようで治療には時間がかかった。
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作者名：李公 | 作成日時：2016年9月17日 21時
