20話 ページ22
携帯、選ぶのが面倒だったので皆で同じ最新のスマホを4台。分割ではなくその場で購入した。
『はい、３人の分』
「良いのですか？？」
『連絡出来るし、調べ物も出来る。今どき無いと困るだろ？』
と、言えば3人は確かにと呟き抵抗をせずに受け取ってくれた。
無事 4人の連絡手段を確保したのは、昼まで後は1時間程の時だった。
そのまま、服を買いに行くのには中途半端だったのと、
「すみません。お腹が空いてしまいました」
それなりの腹の音を鳴らしながら恥ずかしそうに、微笑んだジェイドを見てフードコートに移動する事にした。
フードコートではアズールが
「なんですか、このカロリーのオンパレードとは？！」
と食べれる物が……今日のカロリーがと呟き悩み始め、3人が無事 飯にありつけたのは12時だった。
俺はアズールと同じうどんだった。
ジェイドはハンバーガー、ステーキ、ラーメンなどを美味しそうに食べていたが見ている俺が胃もたれを起こしそうな食欲だった。
「何コレ？！ちょー旨い!!!ジェイド！これひとつ食べてみて！」
「ｯ……熱いですね ！これはこれは、とても美味しいです！ 」
それを1口貰ったジェイドも目を大きく開き味わう様に食べている。
2人、特に先程からフロイドは、タコが好きだと選んだたこ焼きを口に含み頬が緩みきっていた。
「やっと笑ってくましたね。」
2人を眺めていた俺にアズールが声をかけた。
笑った事は自覚が無かった。俺が最後に笑ったのは何時なのだろう。
「やはり、Aは笑っている方が素敵ですよ」
眼鏡をかけ直しながらアズールも微笑んでいた。
うどんは食べ切れなかったが、皆が昼飯を終えフードコートを出た。
早速、3人の洋服を初めとする生活に必要な道具を揃え。本屋により 3人が本を選び購入し外に出たのは夕日が傾き始めた時だった。
「こんなに用意してくださって嬉しいのですが、良いのですか？」
『何でだ？契約書に書いてあっただろ？ここの世界を勉強するって。勉強するのに、勉強する為の生活をするのに全て必要な物だろ？ それが俺の対価なんだろ？約束は守らなきゃ駄目だろ？』
アズールは目を見開き、
「確かにそうですね。こんなに素敵な契約者はAが初めてですよ」
顔を背けた。
夕日が濃かったので俺はアズールの顔が赤くなっていることに気が付かなかった。
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そぅ - 画力、分けて( ﾟдﾟ)ﾎｽｨ… (2020年9月14日 21時) (
レス) id: 9f170fb38f (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 微笑ましい…。見ていて、癒されました!!これからも楽しく読ませていただきます!! (2020年8月16日 18時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
突然変異体(プロフ) - ゆきなさん» なめこです、分かりにくくてすみません。 文はのんびり書いております。優しい言葉ありがとうございます (2020年8月10日 21時) (レス) id: 8afb678107 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - キ○ピ○かな？wフロイド推しです！これからも無理せずに頑張ってください！ (2020年8月10日 21時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
突然変異体(プロフ) - シャドウさん» ありがとうございます！フロイドはやっぱり幼いこと組み合わせても同い年感覚が有りそうでこうなりました。 オクタっていいですよね (2020年7月31日 10時) (レス) id: 2990125dab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：突然変異体 | 作成日時：2020年7月14日 23時
