十八章 如何して ページ19
何となく私は居心地が悪くなり、話題を振った。
「えー、と……。」
否、振ろうとした。
然し、話題が無い。
うんうん悩み、結局、私は云った。
「何故太宰は洋食屋へ行くの?」
「織田作に情報を渡す為。」
太宰は答えた。
私は、あぁと頷いた。
「成程ね。」
「うん。」
また、太宰は淡々と答えた。
更に居心地が悪くなる。
私は、矢っ張りねと云う反応でも何でも善いから太宰の反応が欲しくてとあることを口に出した。
「あのね、太宰。私が勘で洋食屋へ行くって判ったって云ったけど、彼れ嘘だよ。本当はね、電話で太宰が『じゃあ織田作に云っておく。』って云ったので気付いたんだよ。織田作→咖哩好き→今の時間昼→洋食屋みたいな。前行きつけの店が在るって云ってたし。」
長ったらしく、ふにゃふにゃと私は云った。
横目でチラリと太宰の反応を窺う。
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味の素 - 天才ですね、分かります (2018年11月22日 16時) (レス) id: dc2caa7110 (このIDを非表示/違反報告)
永魔堂(プロフ) - 黒崎メアさん» リクエスト有難うございます!少し書くのに時間がかかってしまうかもしれませんが、リクエスト、確かに承りました! (2018年11月7日 15時) (レス) id: cddf6c3e9e (このIDを非表示/違反報告)
黒崎メア(プロフ) - 恋愛系でも良いのなら、何時もと違うドSな太宰さんに壁ドンされ、顔を赤くする弥生が見たいです。 (2018年11月4日 18時) (レス) id: 970964fd31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:永魔堂 | 作成日時:2018年10月29日 18時