□２５． ページ26
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「───蘭ちゃん、2つじゃ足りひん。あと2つ入れてくれへん？」
確かに蘭がカップに入れた角砂糖は2つ。
少し離れた場所でカルタと睨めっこしている和葉ちゃんは、
『音で、分かったの…？』
確実に成長してる。
音に慣れてきて、“感じ”が良くなってるんだ。
和葉ちゃんが素振りをしているのを背後に感じながら、私は私でスマホと睨めっこする。
んんん、新一に電話するべきか。
でも今なんか捜査で忙しそうだし。
…でも、私になんか一言言ってくれても良くない？
やっぱ電話してどこほっつき歩いてるのか聞くくらい───…
「なんや和葉、えらい怖い顔して」
「え…っ、平次！！」
そんな声が聞こえて振り返ってみると、和葉ちゃんの向かいには服部くんが居た。
…いつの間に帰ってきてたんだ。
「誰かと喧嘩してんのか？」
「うるさいわ、アホ！あんたはあの子のボディガードなんやろ？はよ向こうに帰り！」
「なんや、せっかくあの疲れ果てたオバハンに代わってお前の相手したろ思て来たのに」
私は襖から顔を覗かせて様子を伺う。
服部くんは「俺、カルタでお前に負けたことあらへんしな」なんて淡々と述べる。
…服部くんもカルタ出来るんだもんね。
「そら小学校の頃の話や！今やったら相手にならんわ！」
「ね、ねぇ服部くん！その小学校の頃に出たカルタ大会のこと、なんにも覚えてないの？」
立ち上がった蘭が服部くんに尋ねるのは、紅葉さんのことだ。
「その大会で負かした女の子のこととか…」
「そうか…！そうやったんや和葉！あの時のカルタ大会や！」
蘭の言葉に、何かを思い出したのかポンと手を叩いてスッキリしたような顔つきになる服部くん。
和葉ちゃんは怪訝そうな表情で彼を見つめる。
「平次が飛び入りで出て優勝したやつか？」
「ああ、あん時勝負に負けて大泣きしとった子がおったやろ！あれが大岡紅葉やったんや！」
「そっかあの子が…」
覚えてるんじゃん。
そう呟きそうになったのを堪えて、蘭が服部くんに詳しく問い詰めるのを聞く。
…張本人はそこまでは覚えてないっぽいけど。
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↑ここなっつ↓(プロフ) - お気に入り1000人おめでとうございます！！！ほんっとにいつ読んでも面白くて、hit数の100回分ぐらいは私です笑ピュアっピュアな関係が最高です！ませていただきます！！ (2021年1月26日 0時) (
レス) id: 71253ca668 (このIDを非表示/違反報告)
hihi - 全部読ませていただきました！！とっても面白いかったです！ (2020年4月14日 18時) (レス) id: ce767b5d1b (このIDを非表示/違反報告)
さわおり(プロフ) - すごくおもしろかったです！！新しい映画シリーズ楽しみです！！更新頑張ってください！ (2020年4月10日 23時) (レス) id: 5567e38aaf (このIDを非表示/違反報告)
萌奈 - とっても面白かったです！夢主ちゃんとコナンくんの恋がどのように、進展していくのか楽しみです！ (2020年4月10日 10時) (レス) id: 08309c157f (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ぜんぶ最高でした！！よければゼロの執行人も見たいです！ (2020年4月2日 10時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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