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『ぅんん、疲れた…』
「あ、ごめんな愛花ちゃん…」
申し訳なさそうな表情を浮かべる和葉ちゃんに、私は首を横に振る。
…たった3戦でこんな体力と脳みそ使うとは。
ごろんと寝転がって、あくびをひとつ。
『…あ』
そんな私の目に映ったのはすっかり見慣れてしまった大きめのメガネ。
その奥の瞳は私を見下ろしてジト目に変わる。
「ただいま〜」
彼の視線は私から蘭や和葉ちゃんへと移され、子供らしい口調で言い放つ。
──かと思えばちらりと後ろを振り返った。
「頼もしい助っ人が来てくれたよ」
静かに歩いて来たのは、着物を身にまとった綺麗な女性─────って、
「へっ、平次んとこのおばちゃん!?」
「平次から聞きましてな、かけつけましたんや」
「え!なんでぇ!」
奥で新聞を読んでいたおじさんに気がついた静華さんが小さく会釈をする。
ぼけーっとその様子を眺めていた私は、はっとして起き上がった。
「和葉ちゃんの手伝いや。カルタの特訓するんやろ?」
「そら、そやけど…」
「私が相手になりましょ。元クイーンの私では力不足かもしれまへんけど」
『も、元クイーン…!?』
服部くんのお母さんが元クイーンだなんて聞いてないよ!!
身近にそんなすごい人が居たなんて。
「他ならぬ平次の頼みや。私の持ってる全てを、貴方に教えてあげますわ」
…その言葉に、少しだけ口角が上がる。
ははーん、服部くんったらなんだかんだ言いつつも強い助っ人を寄越してくれちゃって♡
「ただ時間が足らんさかい、稽古はきついもんになりまっせ。それでもよろしいか?」
「はい!よろしくお願いします…!」
疲れてダラダラしている私とは違って、しゃんと背筋を伸ばした和葉ちゃんが真剣な眼差しで静華さんを捉えた。
『…頑張って、和葉姉ちゃん』
…ちょっとだけ悔しいけど。
私もこの体じゃなかったら静華さんとカルタしてたのにな。
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↑ここなっつ↓(プロフ) - お気に入り1000人おめでとうございます!!!ほんっとにいつ読んでも面白くて、hit数の100回分ぐらいは私です笑ピュアっピュアな関係が最高です!ませていただきます!! (2021年1月26日 0時) (レス) id: 71253ca668 (このIDを非表示/違反報告)
hihi - 全部読ませていただきました!!とっても面白いかったです! (2020年4月14日 18時) (レス) id: ce767b5d1b (このIDを非表示/違反報告)
さわおり(プロフ) - すごくおもしろかったです!!新しい映画シリーズ楽しみです!!更新頑張ってください! (2020年4月10日 23時) (レス) id: 5567e38aaf (このIDを非表示/違反報告)
萌奈 - とっても面白かったです!夢主ちゃんとコナンくんの恋がどのように、進展していくのか楽しみです! (2020年4月10日 10時) (レス) id: 08309c157f (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ぜんぶ最高でした!!よければゼロの執行人も見たいです! (2020年4月2日 10時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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