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□11. ページ12

「す、すみません!お気になさらず仕事に戻ってください…」


急いでいるのか、この場から早く立ち去りたいのかは分からないけれど、自衛官さんは蘭の言葉に小さく会釈すると歩き出してしまう。

その時、あっと声を漏らしたおじさん。


『わ…』


勢いよく飛び出した名刺入れが飛び出し、ハラハラと名刺が舞う。

その名刺入れをキャッチしたコナンくんに「でかした小僧!」と言うと自衛官さんの元へと駆けて行く。



「もぉ、みっともないんだから…、ごめんA、ちょっと持ってて」

『ド派手だね…』


拾い上げた名刺を受け取り、適当にポケットに入れると私もしゃがんで拾い上げる。

その名刺は金色で、太陽の光に反射するとキラキラ光った。



「どんな事件現場でも目立つようにって新しく作ったんだけど…何だか使い道を間違えてるような…」

『あはは…』



まぁ、目立つし印象に残るって言うのはあながち間違えではないけどね。









『───あれ、コナンくんは?』


名刺を拾い終えて子供たちの方へ行くけど、コナンくんの姿が見えない。

…何も言わないですぐどっか行っちゃうんだから。



「またどっか行って…」

「もう、放っておきなさいよ」


蘭がため息を吐いたのに対して、園子は呆れ半分で笑い飛ばした。

子供たちによるとコナンくんはトイレに行ったらしい。



『…相変わらずトイレが近いことで』

「え?」

『んーん、なんでもない』



首を傾げる園子に首を振ると、私は海の向こう側を見つめた。









·







「あれがイージス艦の目とも言えるレーダーです」



中央甲板にて、井上さんが指差したのは八角形のプレート。

…レーダーなんだ。



「一見そうは見えませんが…このレーダーが探知できる距離は450kmを超え、さらに200を超える目標にいっぺんに対応できます」

「すごーい!」

「まさに海の名探偵ですね!」

「かっけーな!」


子供たちが目を輝かせる中、私はしゃがんでコナンくんにこそりと喋りかける。


『さすがの東の名探偵さんも負けちゃう?』

「うるせーな」

『んへへ』

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設定タグ:名探偵コナン , 工藤新一.江戸川コナン , 絶海の探偵   
作品ジャンル:恋愛
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ゆうみん - 頑張って、もう少しだよん、コナン君達助けてくれるよん、次回楽しみにしてます (2019年5月28日 21時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみんさん» ぜひぜひ楽しみにしていただければ光栄です!毎度コメントありがとうございます! (2019年5月28日 20時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - やばいぞ、彼女ちゃん海おちゃたあ、早く助けに行かなくちゃあ、コナン君達はどうなるの楽しみです (2019年5月28日 17時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみん さん» 楽しみにしててください!!!!笑 これからどんどん展開が進みます!!笑 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああ、気になるあ、どうなるの、犯人は、彼女ちゃん達は次回楽しみにしてます (2019年5月26日 17時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱぴこ。 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年5月25日 9時

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