骸「嗚呼………氷が溶けて味の薄い飲み物って飲みたくなくなりませんか？」 ページ7
迫り来るツナ達。
後ろを振り向く余裕もないほど全力疾走してるんだが、中々距離は離れてくれない。
むしろさっきからリボーンみたいな人影がみえているんだけど、気のせいだよね、そうだよね
＜バキューン！！！＞
弾丸がオレの頬を掠めた。
「リボーンも参加してますね」
「絶対オメェのせいだ白蘭ンンンンンン！！！！！」
涙目になりつつも、オレは白蘭を睨む。すると、そんなやり取りに呆れるようにデイモンがため息をついた。
「リボーンが来たというのに、君達ときたら……」
「な、なんだよ」
「……………いいですか、リボーンといえば全世界のマフィア界でも名を轟かせる男です。
その男に追われていることを早く自覚しなさい」
そしてヌフフフ…これだから子供は、と鼻で笑ってきやがった。途端にオレはムッとする。
「…………そんなに言うなら、ショートワープやってくれよ」
ギクリ
まるで本当にその音が鳴ったかのように、デイモンの肩が不自然に上がった。
「やっぱり殺しのスペシャリストに対抗するにはお前しかいねぇよ、な？」
「…………」
「捕まったら、それこそ終わりだ」
「…………」
深く考えている様子のデイモン。けれど観念したかのように顔を上げて言った。
「……どうなっても知りませんよ」
「……ああ、危険も承知のうえだ」
「いや……そうじゃなくて、ワープした後どうなるか分からないってことです」
「え？」
「例えば、どこか分からないところに着いたり、バラバラになって移動したり……、ね」
「いやいやいやいや、ね、じゃなくてさ！？それはちょっと困るっていうか、やっぱりもう一度考えて………」
しかしもう本人は乗り気であった。
今さら急かしたことを後悔する。
「では早速いきますよ！！」
「え、ちょっ、待っ
ストップゥウウウウ！！！」
しかしその叫びは誰にも届かず、
ただただむなしく響くだけであった。
『………同感だけど、飲みたくないからってオレのほうに置くの止めてくれる？』→←『……うん、最初っからそうやって喋ろうか。な？』
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珊瑚 - 本当にありがとうございます。また読みにきます。 (2020年8月16日 20時) (
レス) id: 950882ee48 (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚 - 久しぶりに読みにきました。何度読んでも飽きがこないストーリーと破天荒で情が深い主人公が大好きです。もう続きが無いのは悲しいですが、更新があるたび心が躍り予想していない展開にドキドキした中学そして高校時代、ラーナさんの作品に出会えて幸せでした。 (2020年8月16日 20時) (レス) id: 950882ee48 (このIDを非表示/違反報告)
澪歌 - 続きをお願いします！気になって夜しか眠れません！！ (2018年4月6日 15時) (レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜桜(プロフ) - おわりとは無情なり (2018年1月17日 0時) (レス) id: 76ed65e459 (このIDを非表示/違反報告)
霧の守護者 - 今まで読んできた原作無視作品の中で1番面白かったです！続きお願いします！！ (2017年9月26日 21時) (レス) id: 85a4490bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラーナ | 作成日時：2014年9月15日 11時
