フラン「もう8割何いってるのか分かりませんねー」 ページ4
「黙れ」
最初、その声は溢れだそうな怒りを押し殺すような声だった。
「黙れ………黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れっっっ！！！！！！！」
体から吹き出す炎。それは生き物のようにうねりながら爆発的に大きくなった。
「アンタが何してたか知らない、アンタが何しようとしてるのか知らない。
でもブルーベル言ったよね
“あの時”
殺してやるって、言ったよね？」
ブルーベルの顔はもう、幼い子がみせるような顔じゃなくなっていた。
怒っているのに笑い、それでいて泣きそうな目をしている。
その狂気の姿に、オレは思わず背筋を凍らせた。
「………お、おい…ブルーベル……それはちょっとやり過ぎなんじゃ……」
「邪魔！！！！」
ツナの伸ばした手も払い落とされてしまった。いよいよ味方の手にもおえなくなってきたらしい。
でも、オレにはどうすることも出来ない。
せっかく和解できるか……？と思って余裕持ってたのが嘘のようだ。ここまでの恨みをいつの間に買っていたのか。
本当に心当たりがない。
「殺す、絶対殺してやる。忘れてないんだから、アンタのこと。あの顔、忘れてないんだから」
「………顔？」
それならKだって同じ顔してるだろ、なんでオレ
「……どうするんです、この炎の量は私でも対処できるか分かりませんよ」
「逃げれる気がしないんだけど、マジでどうするのAチャン」
「………」
オレに聞かないでくれ、大人なら自分で考えてくれ！！そう言い返そうと思った、がやめた。
「そうだ、白蘭をいけにえ………ｺﾞﾎﾝ！……白蘭に説得してもうってのはどうだ？」
「いや、どうだっていうか今いけにえって言ったよね？誤魔化せてないよ？そして行かないよ？」
「あーもー、どっちでもいいから行ってこいよ！！お前ブルーベルになつかれてただろ、絶対話聞いてくれるって！！」
「ただの仕事仲間さ。今はそれはそれ、これはこれ」
「煩いですよ、白いの。早くいきなさい」
「デイモンさんこそ行ってみたらどうですか、5%ぐらい勝機はあるでしょ」
「今充電中なので」
「ニートと同じ台詞だぞデイモン、いいのかそれで」
もう、らちのあかない言い争いがブルーベルやツナ達も放置で起こっていた。
と、ちょうどその時だ。
「う”お”おおおおおおおおおい！！！」
「「「！！！！」」」
待ちに待ったアイツがやってきた。
犬「ｺﾞｸﾝ………うるさいびょん、今食ってんだから静かにしろ！！」→←骸「犬…食べてから喋りなさい」
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珊瑚 - 本当にありがとうございます。また読みにきます。 (2020年8月16日 20時) (
レス) id: 950882ee48 (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚 - 久しぶりに読みにきました。何度読んでも飽きがこないストーリーと破天荒で情が深い主人公が大好きです。もう続きが無いのは悲しいですが、更新があるたび心が躍り予想していない展開にドキドキした中学そして高校時代、ラーナさんの作品に出会えて幸せでした。 (2020年8月16日 20時) (レス) id: 950882ee48 (このIDを非表示/違反報告)
澪歌 - 続きをお願いします！気になって夜しか眠れません！！ (2018年4月6日 15時) (レス) id: 89de5cc263 (このIDを非表示/違反報告)
紅夜桜(プロフ) - おわりとは無情なり (2018年1月17日 0時) (レス) id: 76ed65e459 (このIDを非表示/違反報告)
霧の守護者 - 今まで読んできた原作無視作品の中で1番面白かったです！続きお願いします！！ (2017年9月26日 21時) (レス) id: 85a4490bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラーナ | 作成日時：2014年9月15日 11時
