グッバイ私の平穏な学校生活。 ページ9
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爆睡をかましてやった日本史を終え、
私は何をしているのかと言われたのなら。
なぜか、掃除場所にて、
イケメン集団に囲まれていた。
すいません、見世物ちゃいます。
なんなら、ただのモブです。
ごめんなさい、あの、掃除させてください。
「顔面偏差値に殴られてる。
うっうっ、右ストレートが痛い。」
薺「A、ゴミ。」
「薺ちゃん、それは私がって意味?
それとも、ゴミ集めての意味?」
薺「どっちもかも。」
「薺ちゃん!!??」
薺ちゃんに呼ばれては、
そっちに行く。
それでも私を見つめてくる、他クラスのイケメンたち。
剣持くん、伏見くん、
甲斐田くん、弦月くん、長尾くんである。
まだわかる、わかるよ。
なにその、品定めをするような瞳は。
あと、あの、シンプルに邪魔。
あっ、なんでもないです、どうぞ居てください。
剣持「どう思います?」
甲斐田「悪い子ではないんじゃないかな。」
弦月「普通の子って感じ。」
長尾「あまねのこと庇ってくれたし、
悪い子ではないでしょ、さすがに。」
伏見「その話聞いて本当に驚いた。」
「噂の主絶対イブラヒムくんじゃん。
陽キャって陰キャのこと、なんだと思ってんですかね。」
この場にいないイブラヒムくんが、
どうか今日、転びますように、
とお祈りしておいた。
さすがに危ない目に遭うよりかは、マシかなって。
そう考えながらチリトリでゴミを回収し、
ゴミ箱に捨てる。
チリトリなどを元に戻し、手を洗ったのなら、
肩を叩かれた。
それに肩を揺らしながらも、
振り返ったのならば、先程の5人である。
「なにかよう、ですか。」
弦月「ありがとね、あまねのこと。
それだけ、じゃあね角田さん。」
伏見「今度話そうぜー!」
甲斐田「あれ、僕ら掃除ってしたっけ。」
その言葉に何を思い出したのか、
目の前で走ってどこかへ行く5人の背中を見つめた。
道中というか、隣の校舎に入った瞬間、
長尾くんが窓を開けてから。
長尾「角田さんバイバイ!!!」
とか言う。
私、長尾くんのビジュは好きだよ。
本当にビジュ好きなのにな。
どうしてそうやってさぁ!!
そう思いながら、どうか怒られますように、と願った。
その日の放課後から、
クラスメイトからの詰め寄りがすごいのなんの。
さよなら、私の学校生活。
グッバイ、私の平穏な学校生活。
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ふしみや(プロフ) - 完結おめでとうございます!fwくんの新作も読ませていただきます! (2023年4月10日 8時) (レス) @page50 id: ab0c092877 (このIDを非表示/違反報告)
やた - まってまってここに神いるマ?ぇ、ほんとに好きですがんばってください好きです (2023年4月4日 15時) (レス) @page34 id: 2bbfab8645 (このIDを非表示/違反報告)
侏儒(プロフ) - 書き方がめちゃ好きです!後方腕組彼氏面で応援しまくってます!((ちなみに薺ちゃん推しになりました(( (2023年4月2日 19時) (レス) @page32 id: ea70dcd67b (このIDを非表示/違反報告)
ろぜった - 初コメ失礼します。すごくすごくすきです!主人公ちゃんも齋ちゃんもめためたかっこよくて最高です。これからも更新頑張ってください! (2023年3月29日 19時) (レス) id: 39b04079dd (このIDを非表示/違反報告)
ティッシュ - 最高です。主旨は違うかもしれないのですがもしや油夢を書く才能が輝いてませんか!?ココ最近で1番ドキドキしてます。あわよくば単体夢書いて頂きたいレベルで好きです。。最後まで応援させてください! (2023年3月28日 0時) (レス) @page26 id: 07e0444dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2023年2月2日 9時