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君が生まれた日。*乾HBD ページ13

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(10年前軸、連絡はまだ取り合っている2人の話。)




10月18日、都内某所。





今日の私はとてつもなく、
可愛いと思う。


良いんだよ、可愛いんだよ。





九井くんにも言われたんだから!!!





そんな息巻いていたのなら、
何年聞いても、高鳴る鼓動のかれのこえ。



乾「わりぃ、喧嘩吹っかけられたから、
ぶっ飛ばしてたら、遅れちまった。」





そこには、少しの返り血を浴びていた、


顔のいい彼。







「乾くん怪我ない?」



乾「俺は別になんもねぇけど。」






別にこーゆー事はよくあることなので、
特段気にしてるわけではない。


そんなことを考えながら、





ハンカチで顔についてる返り血を拭った。





「よぉし、乾くん取れたよ!!
今日は乾くんの誕生日なので、
やりたいこととか、なんでもかもん!!


あ、お金はね、九井くんがカードと、

キャッシュで50万くれたから、
大丈夫!!まかせて!!」





乾「ココとAは、
金銭感覚直した方がいいぞ。」


なんて、意気込んでいれば、




乾くんには呆れた顔をされた。
まぁ確かにそうだけど、


私と九井くんは、彼のことになると、





途端に過保護になるらしい。








「九井くんも来ればよかったのにね。」




乾「……………そーだな、
俺も、久しぶりに会いてぇ。」







そうやって呟いたから、
そっか、2年も会ってないのかな。

あの日に、別れたから。






「よーし、行くよ乾くん。
ほら、やりたいこととか!!教えて!」







ぐいっ、て彼の腕を掴んだのなら、


目を見開いて、
驚いた顔をされた。




それを笑ったのなら、彼も笑うから。







乾くんの笑顔が好き、だからどうか笑っていて。





これでも、九井くん説得しようと、
たくさん頑張ったけど、

結局は「行かねぇよ。」の一点張りだったから。







本当に、九井くんのばぁか。














九井「イヌピー……………………、」



三途「つーか、彼女とほかの男、
2人っきりでいいのかよ。」


九井「イヌピーだから良いんだよ、」




三途「きっしょ、まじきめぇ。
混ざってくれば?」


九井「なぁ、」







三途「ん?」







九井「イヌピーとAって、
天使の生まれ変わりかなんかだと思わねぇ?」


三途「(死なねぇかな、こいつ。)」







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月兎(プロフ) - あぁもう涙…ほんと最高ですありがとうございます (2023年1月30日 6時) (レス) @page16 id: 720c1829f9 (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - 笑いあり、涙あり。最高すぎます🤦‍♀️更新楽しみに待ってますッッ! (2022年7月20日 21時) (レス) @page20 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
阿恵 - このお話の続きが見られて嬉しいです 更新頑張ってください (2021年9月16日 16時) (レス) id: f862afcdc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことり | 作成日時:2021年9月15日 14時

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