ジンさんパパ、捨てないで。 ページ13
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ジンさんとあんなふうにあった次の日、
ジンさんは相も変わらずに私を殺そうとしてきた。
いやそれが正しい。
それに逃げながらも、ちゃんと避けてくれてるのは、
優しさなのか、それとも玩具扱いなのかはわからない。
けどどうでもいい、
どうでもいいよ全部。
そうやって考えていたのならば、
誰かと廊下でぶつかり、書類をぶちまけてしまう。
「ごめんなさい、」
?「考え事?」
「あ、えと、まぁ。」
?「その答えは出そう?」
目の前のパツキンを見た瞬間の、
ジンさんとは正反対だと思った。
髪の毛のホコリまで取ってくれる。
いや、もはや真逆だよ。
「えと、名前、確か、」
バーボン「バーボン、よろしくね。
新入りさんかな?」
「あ、はい!!鴉田Aって言います!
ジンさんの部下です!根暗陰キャ長髪の!」
なんて、ふふんっと言い切った瞬間に、
げんこつを落とされた、
後ろから。
痛い!!とても痛い!!
この手加減してくれないこの感じは!
間違いなく、ジンさんだ!!!!
「ほらやっぱり、暴力!!」
ジン「黙ってろ。」
バーボン「女の子は丁寧に扱わないと。」
ジン「お前と違うんだよ。
で、顔を出すなんて珍しいな、バーボン。」
バーボン「新しい子が入ったと聞いたから、見たくて。」
わたしのこと?それはわたしのこと?
なんて、ちらちらと見たのならば、
ぽんぽんと頭を撫でられるから、
ジンさんの脛をけったのならば、
首を掴まれた、ごめんなさい。
バーボン「そうやって手を出すから、
部下に嫌われるんじゃ?」
ジン「好かれようとは思ってない。」
そのまんま、バーボンさんに投げられては、
受け止めてくれる。
来た道を戻ろうとするのを見ては、
振り向いてから。
ジン「欲しいならくれてやる。」
その言葉に、妙な程に焦りを感じては、
バーボンさんの腕から抜け出して、
ジンさんの元へ行く。
いや、それは嫌だ。
そこまで言わなくても良くない?
「それは嫌です。」
ジン「上司変えたいんだろ。」
「キャンティさんがいいですもん。」
ジン「じゃあそれで、」
「でも、捨てられるのは嫌です。
捨てられるのだけは、嫌なんです。」
なんて、ジンさんの服裾を引っ張れば、
髪の毛を鷲掴みにされた。
バーボン「懐かれてるんだね。」
知らない人が嫌なだけです。
私もあなたも大嘘つきじゃないですか。→←上司やっぱりチェンジでお願いします。
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とまと(プロフ) - 初コメ失礼します!続編おめでとうございます…この小説大好きなので嬉しい限りです!これからも応援してます!! (5月9日 22時) (レス) @page50 id: a58e0df712 (このIDを非表示/違反報告)
す ズ き(プロフ) - マジでただのワガママなコメントなんですけど良かったらピンガとか出して貰えませんか…! (2023年4月30日 14時) (レス) id: 0fae52931b (このIDを非表示/違反報告)
くるん - 最高小説!!!!ありがとうございます! (2023年4月17日 3時) (レス) @page46 id: ebb5ee106d (このIDを非表示/違反報告)
さくらこ(プロフ) - まさかの血繋がってないんかいw (2023年4月15日 21時) (レス) @page45 id: cae0d8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
久遠(プロフ) - この小説好きです!!!結婚してください!!!!((( (2023年3月27日 13時) (レス) @page43 id: d025dfcb18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2022年5月2日 5時