安心してしまう香りと、それから。 ページ34
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叶｢だからあれほど言ったのに。ナンパにまともな奴はいない、って。｣
不破｢顔のいい男にすーぐ騙される。｣
｢顔が良かったんだもん！！爽やかイケメンだからぁ！！！｣
叶｢顔で判断するクセやめなよ、もう。僕らがいればいいじゃん。｣
｢うぅ〜〜〜〜、男ってクズばっかァ！！！！｣
不破｢ははっ、俺らもクズかにゃ？｣
｢うるさ〜〜〜い！！！！｣
連れ込まれる前に助けられた。
不破くんと叶くんに挟まれ、不破くんに抱きしめられている。ホテルの前で何をしてんだ、という状況ではあるが、安心してしまうような2人の匂い。それに、涙が出そうになる。すぐるくんは、ぐぬっとした顔をしながらも、何か言いたげではあったが。それでも、2人の顔の良さに負けたと思っているのか、何か言いながら去っていったのを見た。ぐすぐす、と泣きながらも、イケメンだったからと言えば、それがダメなんだと言われてしまう。いやだって、イケメンだったんだもん、と思ってしまう。顔のいい男は許してなんぼ、ってバッチャンが言ってたし。そんなことを思いながら、当たり前のようにと、手を握られながら歩かされる。
でも、助けてくれたし。そう思いながら2人を見ては、｢なんかお礼する。｣と小さな声で言えば、ピタッと止まられる。それに首を傾げながら、見上げたのならば、2人はキョトンっとした顔をした後に、柔らかく微笑んでいた。なんだか含みがあるようなえみな気がして、わからなくなる。けど、嬉しそうにしている気がした。いきなり不破くんに飛びつかれては、頬を合わされるから、近いなぁと思いながらもいつも通りなため、気にすることをやめていた。叶くんは私の手を取り、頬にあてながら、何も言わずに嬉しそうにしていたから、本当に分からない。
叶｢ねぇ、ほんとにお礼してくれるの？｣
｢高いものとか、変なことはやめてよ。｣
不破｢変なことって例えば？｣
｢んぇ、なんかこう、面白がるようなこと。｣
叶｢ふーん、それ以外、ね。Aちゃん僕らの家来ない？暑いし、明日休みだしさ。｣
不破｢来たことないしね、ええやん、おいで。俺とかなかな料理上手よ？｣
｢え、ご飯食べたい！顔が良くてご飯作れるって最強では？｣
そんな話をしながらも、家に来ないかという誘いと、ご飯の言葉に、目をキラキラさせてしまった。2人はそれに、クスッと笑いながらも、行こっかと言いながら、手を握られたまま連れていかれる。
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ひてゃん(プロフ) - また新作書いていただけるんですか！😿ほんと頭が上がらないです笑 新作も楽しみにしてます〜！ (7月8日 0時) (
レス) @page50 id: beb1a37d1b (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - 新作ありがとうございます〜；；こんないい作品荒らすとかほんとクソすぎますありえない…今回の作品もめっちゃ面白いです!!荒らしに負けずに頑張ってください〜〜；； (2023年4月24日 0時) (レス) @page4 id: b827d3399a (このIDを非表示/違反報告)
ペペロンチーノ（25）(プロフ) - うわーん😭今作もめっちゃ好きな予感です！荒らし大変ですね､､､でもそれを全部かき消す勢いで高評価するんで！これからも頑張ってください！！ (2023年4月24日 0時) (レス) @page4 id: a7d19a11a3 (このIDを非表示/違反報告)
ひてゃん(プロフ) - ことりさんの作品全部面白いです😿応援してます！！✊🏻💕 (2023年4月24日 0時) (レス) @page4 id: beb1a37d1b (このIDを非表示/違反報告)
ハクト - 自家ジェット機のところ笑いました。面白いですありがとうございます(？) (2023年4月23日 21時) (レス) id: 8f50c2987f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2023年4月23日 20時
