Q . 私に彼氏が出来ない理由を述べよ。[ 終 ]

体育祭で恋愛フラグを立てようと思います。 ページ23

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｢恋愛フラグがたつ時って、やっぱりイベントだと思うわけ。｣

サラ｢でもさでもさぁ、バスケとバレーとクラス対抗リレーで、どうやって立てるの？｣

｢………………かっこいいとこを見せつけて、みたいなさ。｣

サラ｢運動出来ないのに？｣

｢サラちゃんって私の事嫌いだった！？｣

サラ｢この前のバスケで、リングに跳ね返ったボール顔面で受け止めてたから。｣





その言葉を聴きながら、確かにそうだな、と思ってしまった。




体育祭も近いため、体育の授業がバスケだったりバレーだったりした。そのとき、バスケのチーム戦をやっていた時に起こったのだった。チームメイトがシュートしたボールが、リングに勢いよく当たり跳ね返り下にいた私の顔面に当たる、ということ。誰も悪くないんだよね、これね。バスケ部の子が言ってたことはホントだった。リングの下にいることが怖い、って。ほんとに怖いしトラウマものだよ。顔無くなったかと思ったわ、ほんとに。そんなことを思い出しながらも、私はバレーも出来ない。前に飛ばないしな、あれな。ネットに引っかかるんだもん、驚きだよ。




サーブも入らないし、めちゃくちゃ手首痛いし。世の中のバスケ部やバレー部はすごいよ、ほんとに。バレー部レギュラーの子にサーブ全部こっちに飛ばされたけど。取れるわけがなくて訴えたら｢思わず、｣とか言われるし。あ、でも、ドッチボールなら行ける気がするな。なんかいつも最後まで残っちゃうんだけどさ。その変わり、ずーっと狙われてるけど。なんでなの？って聞いたら｢好きだから。｣ってみんなに言われるから、喜んでる時に投げられたけど。





叶｢Aちゃん、すぐカモられるから心配。｣

｢否定できないんだってそれ。カモられたから。｣

不破｢俺らが女の子やったら守れたんやけどなぁ。｣

｢それはそれでやだよ、罪悪感で死ぬって。｣

叶｢圧かけることも出来るんだけど、一応ね、一応だけど。｣

｢それやらないって約束したよね？？？？｣

不破｢え、だめなん！？｣

｢私のお願いたまには聞いてくれよォ！｣





変わらずに、当たり前のようにと私のことを後ろから抱きしめ、勝手に椅子の半分を座られていく。次の時間から、体育祭で誰が何に出るのか、を決めるのだが、私がカモられるって話だった。仕方ない、この学校には可愛い人とかっこいい人しかいないんだもの。このふたりが暴走しなきゃいいんですけどもね！！くそ！！！

それって反則ですよね！！？？→←どうにかなりそうな程に。

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