お前ら、そーゆーとこやぞ。 ページ21
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チラつくような視線の数々と、視界に入り込むメッシュと髪色が邪魔だった。ぶっすーー、と相変わらずに私は拗ねていたし、怒っていたのだ。2人のせいで、私の青春を1年は無駄にされたのだから。もっとたくさんの出会いがあった中で、私の気持ちなんて考えずにやられていた事が許せない。そんなことを考えながら、先生に仕事として押し付けられたノート回収。一人一人の確認しながらも、不破くんと叶くんが出してくれなくて、サラちゃんを見つめた。「いってら〜〜、」と言われてしまえば、うぐぐっとしながらも2人のとこに行く。それだけでキラキラとした目を向けられては、不破くんに飛びつかれた。
お前らのそーゆーとこが問題だって言ってんだよぉ!!!
そう思いながら、飛びつかれた勢いによろめけば、叶くんに支えられる。くそっっ、デキる男めっっ、と思いながらも堪えては頬を合わされては2人に擦り寄られる。違う、ちがァう!!ノートの回収をしに来ただけなのに!そう思いながら、抜け出そうにも力強く抱きしめられてるため、抜け出せなかった。時には諦めることも大事ってことですね!と思いながら、はぁーっとため息を吐き出す。一応仕事なのもあるため、ぐいぐいっと身体を押してもなお離れる気がないのを感じた。
「ノート、出して。」
不破「Aちゃんや〜〜〜〜!!久しぶりに話せて嬉しい、」
叶「モーニングコールなくて毎日寂しいんだからね僕。あれで起きてるんだから。」
「その割には出ないよね。」
叶「出ようとする前に切れちゃうだけ。なんだっけ、ノートだっけ。見せてくれない?中身ほぼ白紙だからさ。」
不破「俺にも見せてAちゃん、俺らはきれーに使うからさ?」
「もういいです、あーーもういいです、もう出してきます、受付終了。」
叶「ねっ、お願い、Aちゃん。これまでの事も全部反省するから、だめ?」
松田A、顔のいい男にとても弱い女である。
まぁそんなことは置いといて、至近距離で首を傾げられながら、困った顔をされると私が困ってしまう。出席番号で揃えていたノートの山から、自分のを取り出し思わず差し出していた。くそっっ、顔がいいから!!!と思いながらも、それを受け取られては、2人はニコニコしながら目の前でうつしていた。何したんだろ、私。ぼんやりとしながら2人を見つめるしなかったのだ、ちきしょう。
どうにかなりそうな程に。→←時には本気で拒絶するのも大事だったり。
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ひてゃん(プロフ) - また新作書いていただけるんですか!😿ほんと頭が上がらないです笑 新作も楽しみにしてます〜! (7月8日 0時) (レス) @page50 id: beb1a37d1b (このIDを非表示/違反報告)
姫(プロフ) - 新作ありがとうございます〜;;こんないい作品荒らすとかほんとクソすぎますありえない…今回の作品もめっちゃ面白いです!!荒らしに負けずに頑張ってください〜〜;; (2023年4月24日 0時) (レス) @page4 id: b827d3399a (このIDを非表示/違反報告)
ペペロンチーノ(25)(プロフ) - うわーん😭今作もめっちゃ好きな予感です!荒らし大変ですね、、、でもそれを全部かき消す勢いで高評価するんで!これからも頑張ってください!! (2023年4月24日 0時) (レス) @page4 id: a7d19a11a3 (このIDを非表示/違反報告)
ひてゃん(プロフ) - ことりさんの作品全部面白いです😿応援してます!!✊🏻💕 (2023年4月24日 0時) (レス) @page4 id: beb1a37d1b (このIDを非表示/違反報告)
ハクト - 自家ジェット機のところ笑いました。面白いですありがとうございます(?) (2023年4月23日 21時) (レス) id: 8f50c2987f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2023年4月23日 20時