女の噂は5分で広まる。 ページ8
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九井くんにキスされた。
私のファーストキスは、
乾くんにって決めてたのに。
あぁ、コノヤロウ。
ってしていても、次の日九井くんは普通だった。
え、悪びれなよ、ねぇ?
聞いてんのこいつ。
九井「今思い出したこと言ってい?」
「なに、」
九井「俺のファーストイヌピー。」
「てめぇ、乾くんのファーストお前なのか?
お?おい???」
九井「多分?」
って、うーんってしてるのに、
納得がいかなかった。
なんだお前、殴るぞ。
『ねぇねぇ、九井くんとAちゃん、
付き合ってるの?』
話したことは数回程度の女の子たちに、
話しかけられて、ぱちくりっとした。
そうすると、九井くんの声。
九井「付き合ってるよ、なんで?」
『やっぱり?昨日キスしてたもんね!
隣のクラスのさ、凛ちゃんも見たって言うから!』
九井「恥ずかしいな、見られてたの。
人いないと思ってしたんだけど、」
昨日のことを思い出して、
顔に熱が溜まっていく。
あ、今、私顔赤い。
これも全部九井くんのせいだ。
ガラッとした音がしたから見たのなら、
乾くんがいて、息を切らしていた。
こっちに近寄ってきては、
九井くんに詰め寄ってたけど。
乾「ココ、」
九井「ん、なに。」
乾「なんでキスした、俺に気づいてたろ。」
九井「イヌピーには関係ないと思うけど。
どこでキスしようとも、俺とAの勝手。」
2人の喧嘩を止めようとしたのなら、
九井くんに腕を掴まれて、
その場から去ろうとしてた。
のに、
もう片手は乾くんに掴まれた。
「ひぇっ、人間こわ。」
乾「いくな、今井さんは赤音じゃない。」
九井「んなことわかってるし、
赤音さんの方が何億倍もいい。」
九井くん、彼氏やる気あります?
いや、分かってるけど、
それは流石に傷つくというか、なんというか。
え、お前なんなの。
九井「でも俺は、真っ直ぐなこいつが好き。」
って言われて、なんか、なんなんだ。
イケメンだなおい。
好きだよ私も、奢ってくれるとことか。
「九井くんのそーゆーとこ好き、」
九井「っはは、知ってる。」
って微笑まれて、
なんか熱がまたこもる、頬が赤いと思う。
乾くんしか見てこなかったけど、
九井くん、普通にモテるタイプだこれ。
その日、
私と九井くんの噂で持ち切りだったらしい。
女って怖いなぁ。
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サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました!!神作品ありがとうございました!! (2月19日 15時) (レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!神作品読めてホントによかったです!!次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです! (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました!私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました! (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2021年8月31日 16時