後戻り出来ないとこまで。 ページ32
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九井くんは、少し変わってると思う。
お金にがめつい所は、
まぁ人間らしいなってやつだけど。
変わってると思う。
利用されてもいいとか、わからない。
九井｢Aが買わなきゃ、
他の誰かにまた利用されるだけだしな。｣
｢うぇ、わかったわかった！！
九井くんのこと買う！！！だから二度と、
自己犠牲とか、そーゆーのやめてよ！｣
なんて、わたわたしながら、言ったのなら、
彼は彼自身の唇をとんとんっ、
としながら、
口を開いた。
九井｢んじゃ、早くキスしろよ、
キスしたらタダってことだかんな、ん、｣
なんて、慣れてるのか、
顔を近づけてくるものだから、
一気に顔が真っ赤になる。
されるファーストは九井くんで、
するファーストも九井くん、
ってなんか変な感じ。
｢目つぶって貰ってもいいですか。｣
九井｢めんどくさ、｣
はいはい、なんてしながら、
九井くんは目を閉じてくれて、
私はと言うと、高鳴る鼓動がうるさかった。
どうせ、軽くだし、ね？
と思いながら、頬に手を添えれば、肩を揺らすから、
びくりとしてしまう、
けど、そのまんま、ちゅっとしたリップ音で、
終わると思えば終わらなかった。
がしっ、としたようにと、
頭を掴まれて、離れなくては、固定される。
｢んんっっ！！？？｣
驚いて、口を開けた瞬間には、
生暖かくて、ぬるりっとした、
よく九井くんが出すべろが入り込む。
っは、とした息を漏らしながら、
舌と舌が絡み合って、
からだ事揺れて、反応して、
ぐぐっ、と苦しくて、九井くんの服を掴む。
暫くして離されたくちびるには、
先程まで深いキスをしていた、という、
事実を突きつけるかのごとく、
透明な糸が私と彼を繋いだ。
｢き、キスって、｣
九井｢普通のキスとも言ってねぇよ。｣
｢わ、うっ、そーゆーとこだよ。｣
九井｢今日からAが俺のご主人様だな。｣
｢語弊があるっそれは！
九井くんが、自分を売るとかいうから、｣
なんて、怒れば、
とんっ、と押されて、簡単に、
ソファに寝転ぶ私の体。
理解できなくて起き上がろうとしたのなら、
九井くんが上にかぶさってきた。
｢うぇっ、え、あっ、｣
九井｢っはは、顔真っ赤だな、ほんと。
男に耐性ないくせに、男友達多いやつ。｣
｢違うし、｣
そのあと、頭を叩かれて、
普通に寝た。
なんなんだ、この男は。
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サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました！！神作品ありがとうございました！！ (2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！神作品読めてホントによかったです！！次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました！私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました！ (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年8月31日 16時
