お姫様の萌え萌えきゅん。 ページ40
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渡会 side
｢ひばぁ！｣
渡会｢お、どした〜？｣
｢おむらいすつくってぇー！｣
渡会｢オムライス？おっけ〜、任せろぉ！｣
｢やったぁ〜！｣
カウンター席、境界線の向こう側。銀色の髪を揺らしながら、甘いような声でのお願い。可愛さを自覚していることは分かりきっており、尚且つオレが断らないのを分かっていたのだろう。くふふ、と無邪気な笑顔を浮かべて嬉しそうにされてしまうため、オレは簡単に甘やかすことにした。昼過ぎ、少しの休憩として足を運ぶお客さんは少なくない。アキラとセラおにも手伝って貰いつつ、オムライスを作る。ふわっとろっ、としたオムライスを出して、平仮名でくずは、と書いた。きゃっきゃ、と喜んだ後にAちゃんはとんでも笑顔で｢ひばぁ！｣とオレの名を呼ぶ。カフェラテにガムシロップが溶けていくようにと、滲んでは染み込んでいくようにと。だから、ん〜？て軽いような返事をしながら、食べるのを待つ。そりゃ勿論、美味しいと言われたいから。
そう思っていれば、Aちゃんへと向けていたオムライスが、こちらを向く。くずは、と書かれているオムライスと目が合った。どうもどうも、と会釈していれば、Aちゃんはいたずらっ子のようにと可愛らしく笑っていた。｢Aちゃんね、おいしくなるじゅもんしってるよぉ！｣と言うから、んぇ？とアホ面をしてしまった。え、なに、呪文？なに？メラとか使えるってこと？そんなことを思いつつ、なになにと期待するような瞳を向けた。こほん！と可愛らしく咳払いをした後に、指でハートを作っていた。その瞬間、オレは察してしまった。これを世に出してしまったら死者が出る、と思った。だって絶対可愛いって思ったから。わりと単純な理由ですよ、そりゃ。
｢もえもえきゅ〜〜〜〜ん！！んへへ、これでもーっとおいしくなるんだよぉ、ひばぁ！…………ひば？どしたのぉ、おむねおさえて、いたいの？あ！Aちゃんが、いたいのいたいの、とんでけ〜っ！てしてあげようか？｣
渡会｢いやまって、まって、可愛いの大渋滞すぎて苦しすぎて今。え、なに？オレのこと殺す気でいる？もしかして？｣
｢しんじゃうくらい、Aちゃんかわいいってこと？｣
渡会｢こんの、確信犯がぁ〜〜〜〜〜！！！！｣
｢んへへ、いただきま〜す！ん、ひばぁ！おむらいす、ふわとろぉ！おいしい！｣
渡会｢あ〜………はは、そりゃ何よりですわ。｣
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あめ - めっちゃこのお話好きです…！！更新待ってます！！ (2月18日 22時) (
レス) @page37 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
(^o^)/(プロフ) - うわうわうわ待ってました大好きです。コメント失礼しました。 (2月7日 0時) (レス) id: b873b0040b (このIDを非表示/違反報告)
poco(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも楽しく読ませて頂いております！釈迦さんとの絡み最高でした！是非、他にも釈迦さんや釈迦さんのお子様との絡み等々投稿して頂けると泣いて喜びます（笑）応援しています！ (2月6日 17時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 初めまして、作品楽しく読ませて頂いております！ 本編読む前に説明にある「わかった、オレが令和のドラえもんになる、待ってろ。」が好きすぎてそこから進めないことが多いですそれだけですありがとうございました！！ ご自愛くださいー！(？) (10月24日 23時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
なるみや(プロフ) - とてもすきですかわいい (10月24日 2時) (レス) @page9 id: 7e54cbffac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2023年10月22日 0時
