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ってか、お母さんも兄貴も魔力ないんだから私も魔力ないでしよ??

そもそも、家系的にも非魔法使いの家系なんだから…

あ〜、とりあえずここ何処??

さっきから、学校っぽいお城みたいなのは見えてるんだけど、一向に着く気配がない。


「あー、お腹空いたー」

「…っと、ここに居たのか〜、探したよ〜!」

「うっわぁ!?」


いきなり後ろに立たないで!!あと!!ボディタッチも!!!だめ!!!!って、誰!?!?目ぇ隠してるよ!!!この人!!!!


「あはは、はじめまして〜!僕は最強の魔法使い、五条悟だよ!Aの担任!よろしくね!」

「あー、不審者ですね??わかりました、とりあえずお家に帰してください」

「うっわ、人の話聞かないのはだめだなぁ?………ッ?あれ…?いや、気のせいかな…うん、とりあえず学長のとこ、行こっか!」


自称最強の魔法使い五条先生。

うわ、この人いい声してるな…


_____

五条先生に連れられてやってきたのは、学校の敷地内にある、学長のいる場所。


「失礼しま〜す」

「し、失礼します…」

「悟、以前にも言ったが、責めるまでもない遅刻をするなと言っただろう」

「…あ、えと、透河Aです」

「ああ。よろしくな」


うわぁ、おじさんが可愛いを作ってる…


「ん〜、それが、この子が森で迷子になってて…」

「そうか、とりあえず………ん?」

「ん?」


手にしていたぬいぐるみを置いたおじさんは、ヌッ、と立ち上がっては五条先生と視線でなにかを会話をし、私をジッと見つめてくる。

……なに?


「……見間違いではないが……何故だ?」

「まぁ、でも、ここまで来ちゃったし。様子見って事では?」

「…いいだろう。悟、寮を案内してやれ」

「はーい」

「え、え???もう??」

「まぁねー」


展開はや…


____

「っと、此処がAの部屋ね」

「あ、はい………ん??」

「うん?どうした?」


いや……まぁ、いいか……?

ん?


「…あ、五条先生……」

「おー!恵!っと、紹介しちゃおっか!」

「はぁ………」

「彼は伏黒恵!Aと同い年、同学年の魔物使い!恵って名前だけど見ての通りの男の子だよ〜」


恵か、ふむふむ。うわ、美人、イケメン、眼福……。

思わず拝みそうになる頭を切り替えて、自己紹介。


「ああ、よろしく」


ひえー、イケボやん


「じゃー、Aは恵の2つ離れた隣ね〜」

「はい」


………

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作者名:ささまめ。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sakuhi/  
作成日時:2019年8月24日 14時

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