8. Myside ページ8
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窓の外のざわめきに目を覚ます。
いつ寝てしまったのか、気付いたら朝になっていた。
よっぽど疲れていたのか、横には昨日と同じ体制のままの悟が眠っていた。
昨晩シャワーも浴びずに寝てしまったから、身体がベタベタとして気持ちが悪かった。
もぞもぞと起き上がっていると、少し目を覚ましたらしい悟が寝返りを打った。
サァァ、と音を立てて、ぬるい湯がシャワーが降り注ぐ。
『……』
—— あれはいつだったか。
初めて人を殺した任務帰り、無意識のうちに熱すぎるシャワーを浴び続け、倒れたことがあった。
あの時はまだ付き合ってなかったけれど、隣の部屋の傑が気付いて、助けに来てくれたっけ。
何をしていても、頭をよぎるのは傑のことばかりだった。
耐えられなくなって、熱い湯を浴びようとシャワーの温度を上げた。
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せつな - chiroru...さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです。他作に比べ勢いで書いてしまっている節があり、読みづらいところがあるかもしれませんが、これからも読んでいただけると嬉しいです! (10月2日 1時) (レス) id: 617609c1ea (このIDを非表示/違反報告)
chiroru...(プロフ) - 続きめっちゃ気になります!切ない系なのがまた良いです!更新頑張って下さい、応援してます! (9月29日 17時) (レス) @page22 id: eb897bce76 (このIDを非表示/違反報告)
せつな - 掛け持ち失礼します…!どちらも頑張って更新しますのでよろしくお願いします。 (9月28日 22時) (レス) id: 617609c1ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せつな | 作成日時:2023年9月28日 21時