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後編 ページ5

賢治君、鏡花ちゃんを連れて目的地まで泳いで居る時。


「!!!?、け、んじくん!逃げて!!鏡花ちゃんを連れて!!ッ」


身体全体が、海底に引き込まれる衝撃が在ったのだ。

まるで其処だけ、渦潮に飲まれている様な。


『Aさん!!___さん!!____』


賢治君の声が掻き消されていく。


透き通った海底に、きらりと太陽が光った。


其処で私の意識は途切れた。




___私の名を呼ぶ声と、唇に柔らかい感触?


「ふぁ、だ、ざいさ、!!」


『Aちゃん!?心配したのだよ?君が溺れたって聞いて...』

「溺れ.....ッ!賢治君と鏡花ちゃんは!!?」

『落ち着き給え。彼らなら無事だ。』


安堵の溜息を吐いた後、周りを視る。

車の中だ。

そして先刻唇にあった感触は....


「太宰さん、先刻、私に何しました?」

私の身体に馬乗りに成り、ん〜〜?と妖艶に嗤う彼。


『人工呼吸。だけど?』

「ッ!?じ、人工呼吸!?ってことは今までっんッ!!」

判っては居たけど強引に肩を掴まれ接吻される。


「んッ!!な、なんで..す。だざいさん、」

『視たら解る。人工呼吸だよ?』

「で、でも、私もう息してっ...ひゃ..!」


『その水着は私の為に着て来てくれたものかな?』

「べ、つに違いますっ」

『では...誰を想ってそんな物を着て来たんだい?云って御覧?』

唇と唇がもう合わさって仕舞いそうな距離で問いかけれる。

「っ....だ、ざいさんの事を..想って....」

『ふふ....善く云えたね。その真っ赤になった顔...私以外の男に見せたら駄目だよ?』


私の鎖骨にふわりと彼の蓬髪があたり、離れたと思うと点々と紅い花弁が散った。



『こんな強引な私は嫌い...?』

なんて訊かれても__


「____大好きです。」


しか答えはない。

Page3前編『構ってほしいのだよ。』→←中編



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月瀬ゆうめ(プロフ) - やった!有難うございます!!友達申請したのでよろしくお願いしまっす♪ (2018年8月12日 10時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - 月瀬ゆうめさん» リクエストはしてないんですけど、ネタ切らしてたんで丁度書きますね!お友達、こんな私がなってもよろしいのですか?!ぜひお願いします! (2018年8月12日 9時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - うどんさん» あの、リクエストよかったらSな太宰さんみたいです!!・・・・そして出来ればお友達に・・・・なってくれませんか!? (2018年8月12日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - 月瀬ゆうめさん» わわ!ゆうめさんですね!先程はコメントにお邪魔させていただきましてありがとうございます!ドSな太宰さんいいんですよね〜 (2018年8月11日 19時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - めちゃくちゃ期待しまくりましたっ!!太宰さんに躾られたい‥‥‥ とっても面白かったです!ドキドキしました/// (2018年8月11日 18時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うどん | 作成日時:2018年7月6日 22時

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