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後編 ページ13

「おさむ...おさむ...おさむさん....」

執務室の扉の前に立ち、其の言葉を連呼する。


若しかしたら怒られるかもしれない...ていうか怒られる...


「よし。」

扉の軋む音と共に、中の空気が私を包んだ。


『嗚呼。Aちゃんか。』

太宰幹部は私の事を見向きもせず、口に指を当て、小さく唸っている。

そして、筆を余所に投げ、此方を向いた。


『私、面倒臭くなったから、後は君に任せるよ。』


掛けて居た外套を手に取り、帰ろうとする太宰幹部。


___無意識に、彼の服の裾を掴んだ。


「い、独りに...させないでください。おさむ...さん」


遂に行ってしまった其の言葉に、自らも感じるくらい頬に熱を持った。


『____』

太宰さんは少しばかり固まって、振り返らずに云った。

『其れは、私と一緒に居たいと云う事かい?』


「そ、そうです...」

『其れになんだい?幹部に対して下の名前呼び...解って居るね?』


「ひっ__、ん...!」


突如太宰さんの顔が眼の前にあって、気づいた時には2人の唇が重なっていた。


『私以外の男にも、そんな顔をしているの?』


声を発しようとするも、彼の舌が、歯茎一つ一つを確かめるように私の口内を荒らすので、微かな声しか出はしない。


『ねぇ...?』

腰に手が回って来て、その手は服をも乱し始めた。


「ひゃ...ん..だ、ざい...さぁ....」


腰が使い物に成らなくなって、その場に倒れ込む。

太宰さんはそれでも、舌を絡め続けた。

太腿に手が移ると、自分でも疑うくらいの色気を含んだ声が喉を突く。


器用に服を脱がし、下着姿になった私を眺めて、亦舌を這わせた。


『Aちゃんが悪いんだよ?私の理性を壊すから。』


そして私の躰中に咲いた、紅い花弁を撫でては角度を変えて何度も接吻した。


「ゆる..し、て...」

涙と唾液でぐしょぐしょになって、赦しを乞うも、


『それじゃあ私が満たされない。好くしてあげるから、私に全部委ねて。』


また、眠れない夜が幕を開けた。

Page7前編「夏祭り」→←Page6前編「誘」(黒の時代)



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月瀬ゆうめ(プロフ) - やった!有難うございます!!友達申請したのでよろしくお願いしまっす♪ (2018年8月12日 10時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - 月瀬ゆうめさん» リクエストはしてないんですけど、ネタ切らしてたんで丁度書きますね!お友達、こんな私がなってもよろしいのですか?!ぜひお願いします! (2018年8月12日 9時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - うどんさん» あの、リクエストよかったらSな太宰さんみたいです!!・・・・そして出来ればお友達に・・・・なってくれませんか!? (2018年8月12日 9時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - 月瀬ゆうめさん» わわ!ゆうめさんですね!先程はコメントにお邪魔させていただきましてありがとうございます!ドSな太宰さんいいんですよね〜 (2018年8月11日 19時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬ゆうめ(プロフ) - めちゃくちゃ期待しまくりましたっ!!太宰さんに躾られたい‥‥‥ とっても面白かったです!ドキドキしました/// (2018年8月11日 18時) (レス) id: 07bb2550e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うどん | 作成日時:2018年7月6日 22時

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