後編 ページ24
太宰幹部が居なくなって一週間が経ち、私は中原幹部を訪ねた。
なんでもポートマフィアの危機でその情報を司って居る女性から訊き出す為に太宰幹部が選ばれた。
『俺も…首領に云った。彼奴は大事な奴がいるって…でも、無理だった。』
仕方ない。
仕方ないけど…
太宰さんは今日も、其の女性と夜を共にしているのだろうか。
何度その人の唇を奪ったのだろうか。
そんな事が気になって、会議中では上の空、資料はミスだらけ、などと首領にも幹部にもお叱りを受けた。
二週間。
泣いて寝れない日も多く心身共に蝕まれていった。
『Aちゃん!!!』
はぁはぁと息を切らし焦った表情で執務室へ這入ってきた太宰幹部。
『知ってました…!けど…太宰さんは彼の人と夜を過ごしたんですよね!私…どうにかなり___!』
黙って太宰さんは唇を重ねる。
『此れは“幹部”としての任務だ。君には関係ない。』
太宰幹部の瞳は酷く冷たく、私は泣いてしまった。
酷い
でも…
と太宰幹部は続けた。
『私は…君を“太宰治”として愛しているんだ。』
「じゃあ…接吻してください。」
『勿論。』
そう云って太宰さんは私に深く熱い接吻をした。
「ぁ…いや…あぅ」
だらしない声を出す私を、太宰さんは執務室の扉へ押し付けた。
舌が絡み合う。唾液が口許を伝う。
腰が砕けたように私が崩れ落ちるのを太宰さんは膝で止める。
互いの指が絡み、恍惚とした表情で見詰め合った。
『君への復讐は成功したようだ。』
ふふと太宰さんは笑みを零す。
「太宰さんの意地悪。」
今夜も太宰さんに乱される。
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桜深 奏(プロフ) - うどんさん» そうですか… (2018年6月6日 7時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - どうやら最新作にURLが上書きされてしまったようです…何度もすみません… (2018年6月6日 6時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 問い合わせフォームにURLを教えて欲しいと言えば教えてくださる筈です! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 今見たのですが、ネットの方でも作品が見れないので、問い合わせフォームに行った方がいいかもしれません。 (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - できませんどうしましょうえっと (2018年6月5日 23時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うどん | 作成日時:2018年5月22日 23時