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後編 ページ17

「やめ、ぁっふぇください」


太宰さんは背後から愉しむように私の太腿を撫でた。


『こっちに向いて?』


「でき…ませ…」

『ふぅーん逆らうのか』


違和感。


「太宰さんッ首…は…ぁん」

『ここが弱いんだね。』


ゆっくり舌を這わせる。


微かに笑い声が聴こえた。


『こっちを向け。そうじゃないと…もっと…虐めるよ?』


太宰さんが首筋に噛みつくのを察した私は太宰さんの方へ向き直った。


『やっとこっち向いたよ。』


「しょうがないですよ…もうやめてくださいね…んあっ」


『そんなこと云って……顔真っ赤だよ?興奮しちゃった?』


「そんな事…あるわけないじゃないですか!!」


『じゃあ…これに耐えたら今日はおしまいにしてあげる。』

そう云って太宰さんは私とぴったり身体を密着させた。


「んあ!!??!!」

そして私を抱きしめ、腕の中で接吻した。

じたばたと暴れるもこんな体格差で勝てるわけもない。



「んっはぁ…ふぅ…はっ」

酸素を求め口を開くもその口はすぐ塞がれてしまう。


『まだ駄目だ。もう少し頑張れるな?』


「はっい…」

密着して居るのも有ってすごく熱が伝わる。


私の鼓動の音も聴こえているかもしれない。


『真っ赤な顔も唆るねぇ…息…大丈夫?』


「もう…い、しき飛びそう、ですっ」


『じゃあ飛ばしてあげるね。』


首筋や鎖骨に感じる痛みと共に、私は意識を失った。


まぁ実を言うと寝不足だけど。



その朝首領が私の鎖骨に付いている独占痕をみて『君たちも若いなァ。』

と笑った。









恥ずか死ぬ。

Page8前編『中也の計画と成功。』→←Page7前編『ドS』



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桜深 奏(プロフ) - うどんさん» そうですか… (2018年6月6日 7時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - どうやら最新作にURLが上書きされてしまったようです…何度もすみません… (2018年6月6日 6時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 問い合わせフォームにURLを教えて欲しいと言えば教えてくださる筈です! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 今見たのですが、ネットの方でも作品が見れないので、問い合わせフォームに行った方がいいかもしれません。 (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - できませんどうしましょうえっと (2018年6月5日 23時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うどん | 作成日時:2018年5月22日 23時

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