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後編 ページ2

『ご褒美をあげるよ。』


そう云って太宰幹部は私を執務室のソファに投げつけた。

『随分と物好きだねェ』



私の上に乗り、スカァトから覗く華奢な太腿をなぞる。

「…ぁ…うぅ…」


『おや…こういう事は初めてかい?はぁ…』

彼の顔が私に近づく。

眼を閉じた時、感触があったのは耳であった。

「ひゃッ…太宰幹、部…何をッ。」


『見てわからない?そのままの事をしているのだけれど。』


私の耳をまるで美味な甘味の様に味わいながら歯を立てる。


「ッ……」


実際のところ物足りないという感情が込み上げて、彼はそれを察したように口を開いた。


『今、どんな気持ちだい?』


「ほ、他の所にも…してほしい…です…」


ずっと焦らして居たように、口を歪める。


『例えば?何処に?そんな事まで言わないと伝わらないよ。』

「………ッ!だ、太宰幹部がしてくれるなら何処でも好いです…!」


『本当は唇にして欲しいんだろう?』

頷く前に強く接吻される。

「んッ!?」

『接吻もロクに出来ないの?』

「すみ、ま、せん!!」


『では教えてあげないと。』


次は口内へ舌が侵入を始める。


互いの唾液が絡み合い、厭らしい音を立てるがAは気づいていない。


呼吸は早くなって行き、顔も火照り、多分私は太宰幹部に見惚れているんだろう。

「………太宰幹部…私、貴方の事、が好きです」


『私もだよ…君をぐちゃぐちゃに壊したいくらい』


「じゃあ…壊してください…」


『そうだね…仕事も終わった事だし…奥の部屋へ行こうか。』

Page2前編『任務終了』→←Page1前編『補佐役』



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桜深 奏(プロフ) - うどんさん» そうですか… (2018年6月6日 7時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - どうやら最新作にURLが上書きされてしまったようです…何度もすみません… (2018年6月6日 6時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 問い合わせフォームにURLを教えて欲しいと言えば教えてくださる筈です! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
桜深 奏(プロフ) - 今見たのですが、ネットの方でも作品が見れないので、問い合わせフォームに行った方がいいかもしれません。 (2018年6月6日 6時) (レス) id: 9f2d58895d (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - できませんどうしましょうえっと (2018年6月5日 23時) (レス) id: dfb4fe35b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うどん | 作成日時:2018年5月22日 23時

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