71.冷静さ 大神 万理side ページ31
Aちゃんがライトや鉄骨の下敷きになった時、あの日を思い出してしまった。
ユキと菜花はその時にいたからか少しパニックになっていて、モモくんはいつも通りを装っているけど手が震えていた。
菜花「どうしよ…Aちゃんがいなくなったら…。」
万理「マイナスになるな。」
菜花「でも…」
万理「Aちゃんはいなくならない。そう信じるしかないだろ。」
菜花を立たせて菜花のマネージャーに菜花を任せる。
万理「ユキ、お前も暗い顔するな。」
千「…。」
万理「Aちゃんは大丈夫だ。」
千「まだわからないだろ…。」
万理「俺達が信じなくて誰が信じるんだよ。」
百「バンさん…。」
万理「大丈夫、モモくんも暗い顔しないで。」
ユキとモモくんを何とか安心させて、岡崎さんに2人をお願いする。
俺も正直心配という気持ちしかない。助かると信じてるけど、心の傷の方だ。
皆が今回の事故でかなり傷ついてるから本人はもっと傷つくはずだ。
環「バンちゃん、ニックネームは大丈夫だよな?」
万理「うん、絶対大丈夫。」
環くんはほっとしたような表情を浮かべて遙日くんのところへ向かって行った。
Aちゃんが目覚めたという連絡を待つしかないか…。
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作者名:はくまい | 作成日時:2019年6月17日 13時