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地雷が6つ ページ6





斎藤先輩が亡くなって1週間が経った頃、
ゴーゴリさんに連れられてとある場所にやったきた─



はっきりした場所は判らないけど“地下”だという事だけは判る。







そして進んだ先にある部屋の前で立ち止まり、
「ドスくん入るね!」と云ったゴーゴリさんは
扉を開けて中へ入った。










ゴーゴリさんに続いて私も中へ入れば、部屋の中には
黒髪・紫色の目・黒い外套、そして貧血を思わせるほど血色の悪い顔色をした男性が居た。



「ドスくん!これ頼まれてたモノ、持ってきたよ」

「嗚呼、有り難う御座います。」





何やらゴーゴリさんは、封筒みたいな物を相手に渡して
ドスくん?と呼ばれてる人は其の封筒を受け取った。







「___で、其方の方は?」


『……!!』






そして私に目を向け、今初めて目線が合わさった。


少し不気味さを感じさせる雰囲気の彼、
名前ぐらい名乗らなきゃと口を開こうとした時──








「彼女は私の助手!Aちゃんだよ!」

『あっ、初めまして!咲良 Aです!!』

「嗚呼、貴女がゴーゴリさんの想i「ドスくーーーん!!」



………。」





『??』







え、何?何か言いかけてたよ!?
ゴーゴリさんが遮っちゃったよ…









「Aちゃん、彼は私の親友兼同僚のドスくん!」









ゴーゴリさんは大きく身振り手振りをして部屋の主である彼の紹介をしてくれた。

しかし何て呼べばいいのか判らない!
ドスくんって名前は正式名称じゃないよね?
出来ればちゃんと紹介して欲しかった!









「ドストエフスキーです」


『!……素敵…。』


「は?」








彼の名はドストエフスキーさんと云うらしい。

私の思いが通じたのかちゃんと名乗ってくれた、
その事が嬉しくてつい「素敵」とか言っちゃったよ…


うん、後ね、ゴーゴリさんが素で「は?」って云ったのが気になる。
低い声の人が云うと怖い!











『あーっと、、何とお呼びすればいいですかね』

「ご自由にどうぞ」

『じゃあドスくんさん!』

「“くん”か“さん”、どっちかにしなよ!」

『じゃあドスさん!!』







多分歳上だろうから“さん”でいいよね?








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あんころもち - めっちゃ好きです! (6月8日 22時) (レス) @page21 id: 0cf4a85994 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - ゴゴリ君の声って元からちょっと色気がありますから余計に想像しちゃいますよねぇ•••。(只の変態です、すみません。) (5月21日 0時) (レス) id: b0bfdbc864 (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ君。(プロフ) - 最高です、つゆこ様!! (5月21日 0時) (レス) id: 49ed8a4d79 (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - 今回のゴゴリくんはあまり巫山戯てなく、一寸セクシー要素を入れてみました!!( *¯ ꒳¯*)ドヤァ (5月21日 0時) (レス) id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - メンヘラ君。さん» 「悪い子だ」のところは、私も声優さんを思い浮かべながらニヤニヤしながら描きました!! (5月21日 0時) (レス) @page21 id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つゆこ | 作成日時:2023年2月9日 16時

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