地雷が14つ ページ14
◇
「ねぇ二次会どうするー?」
「もう1件飲みに行く?」
「んー、あ。カラオケは?」
「お、良いじゃん!」
「じゃあカラオケ決定で!」
──無事に
そしてお店の外に出て今から二次会をするとか何処に行くとかこれから先どうするかを話し合っていた。
話しの流れを聞いて二次会が行われる事も行き先がカラオケに決定した事も把握出来たが、私は二次会には行かず此の儘家に帰るつもりだ。
『あー…、私は帰ろうかなぁ』
「え、なんでよ!」
『ちょっと酔っちゃったみたい』
「確かに若干顔赤いね。OK判った!」
酔ったと云うのは半分嘘で半分本当だ。
勿論お酒も少しは飲んだしその影響も少なからずあるけど、お酒で酔ったと云うよりもあの場の空気に酔った。
そもそも大人数が苦手で少数派の私にはあまりにも不慣れで騒がしい空間。よくある人混みに酔う現象と似ている
「タクシーで帰る?」
『…歩いて帰れる距離だし、気分転換に此の儘徒歩で帰る』
私の友人は皆優しい。タクシーを拾ってくれようとしたけどお金も掛かるし本当に歩いて15分ぐらいだから問題ない
「じゃあ俺が送ってくよ」
『ぇ…』
「だって心配だし、俺も二次会に行かず帰ろうと思ってたところだから丁度良いじゃん!」
送ると言った男性は、4人の中で不本意だけど唯一連絡先を交換した人____。
「じゃあ送って貰いなよ!」
『いやそれは…』
「って事だから俺とAちゃんは二次会に参加せず此の儘帰るから」
「しっかり送って行ってあげなよ〜!」
『ちょっと待っ__』
「じゃあ行こうか」
送って行くと言った男性に手を引かれて皆とは反対方向に足を進める。
はぁ……。この人たち揃いも揃って人の話し聞かなさすぎる…
ゆっくりと1人で帰りたかったのに。
────そして歩き出して直ぐ、私の手を引く男性に話し掛けた。
『あの、手……そろそろ離して欲しいんですけど…』
「…もう少しだけ此の儘がいい。」
『……えっと、、』
「Aちゃんお願い、______駄目かな?」
『…じゃあ少しだけなら…』
「ありがとう!(チョロいなぁ、この様子じゃあ簡単にヤれそうだな(ニヤリ))」
この男性がニヤリと悪巧みしている事に私は気づかない___。
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あんころもち - めっちゃ好きです! (6月8日 22時) (レス) @page21 id: 0cf4a85994 (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - ゴゴリ君の声って元からちょっと色気がありますから余計に想像しちゃいますよねぇ•••。(只の変態です、すみません。) (5月21日 0時) (レス) id: b0bfdbc864 (このIDを非表示/違反報告)
メンヘラ君。(プロフ) - 最高です、つゆこ様!! (5月21日 0時) (レス) id: 49ed8a4d79 (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - 今回のゴゴリくんはあまり巫山戯てなく、一寸セクシー要素を入れてみました!!( *¯ ꒳¯*)ドヤァ (5月21日 0時) (レス) id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)
つゆこ(プロフ) - メンヘラ君。さん» 「悪い子だ」のところは、私も声優さんを思い浮かべながらニヤニヤしながら描きました!! (5月21日 0時) (レス) @page21 id: da1b8adb25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つゆこ | 作成日時:2023年2月9日 16時