42 知っている ページ44
あれから一ヶ月ほどたった。今日まで色々あった。マイキーくんは変わらず仲良くしてくれているし、東卍の幹部さん達とも何回か遊んで、エマとも仲良くなることができた。
エマは私のことを姉のように慕ってくれていて、「マイキーと結婚してお姉ちゃんになってくれたらいいのに」というのが口癖だった。
「ゆめさん!Aがニヤけてます!どうお考えで!」
「これは恋する乙女の顔ですなぁのぞみさん!」
「間違いありませんね、Aは恋をしている!」
『3人ともなにしてるの、、?』
いつもと変わらない教室。イツメン3人は今日も元気で、私も寝不足じゃない。
「A最近さ、可愛くなった?」
『え?そんなことないと思うけど、』
なんか最近表情豊かになったし、肌もきれいだよ?とはなに言われてもあまりピンと来ない。
恋する乙女は可愛いくなるんだよ!と言われ少し赤くなる。
授業が終わって、バイトだから早く帰ろうと1人で帰路につく。
まだ少し時間があるから寄り道していこうかな、といつもと違う道に足を踏み入れた。
人通りが少なくて少し心細いが、ここらへんの地理は頭に入っている。キョロキョロしながら進んでいると、奥に人だかりが見えた。
白いコートを着ている集団。みんなでお揃いなんて仲良いのかな、なんて思っていたが、近づくとそうでないことが一目でわかった。
血を流して倒れてる人、その横で胸ぐらをつかみながら顔を殴り続けている金髪の男、それを後ろから眺める黒髪の男。
この場から離れなくては
バレないように静かに後ずさる、、
カンカラカンッ
突然響いた金属音。足元に転がった空き缶、振り向く2人。恐怖で思わず硬直する。
(う、動かないと、逃げないと)
どれだけ自分に言い聞かせても、身体が言うことを聞いてくれない。
その間にもどんどん2人が近づいてくる。
拳から滴る血、後ろに転がる人、私もこれからこうなるんだ、、そう思うと足が震えて止まらない。俯いたまま、顔を上げることすらできない。
「てめぇ、何見てんだよ、見せもんじゃねぇぞコラ」
「あーあ、どう落とし前つけてもらおうか?」
(あ、だめだ、これやっぱり殺されるやつだ)
顎を掴まれ、無理やり顔を上に向かされる。
そこで初めてしっかり顔を見た。
私はこの人を知っている。
髪色、目の感じ、火傷の痕
間違いない。
『青宗、、?
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夜雨(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます!引き続きよろしくお願いいたします! (2021年12月10日 2時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 待ってました!最高です( ; ; )1回読んで、また同じところ何回も読んでます。更新頑張ってください!応援してます。 (2021年12月10日 0時) (レス) @page40 id: bc1eb98a2f (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございますㅜㅜとてもうれしいです!!明日は投稿するので、そちらも楽しんでもらえたら幸いです!ほんとうにありがとうございます!! (2021年12月5日 1時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 毎日めっちゃ楽しみで、マイキーの夢小説のなかで一番胸きゅんで大好きです!普段の何気ない生活にこんなワクワクさせてくれるお話は初めてです。引き続き更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2021年12月5日 0時) (レス) @page35 id: bc1eb98a2f (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - はなさん» 外したつもりが着いていました、、コメントほんとにありがとうございます( ;; ) (2021年11月16日 18時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜雨 | 作成日時:2021年11月13日 20時