【中島敦】僕が守るから【文スト】

8話：知りたい事が沢山ある ページ9

太宰「おかえり〜。え？なに？あぁ！もう定時だね！じゃあ敦くん、今日もよろしく頼むよ！」









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･･･もしかして毎日こうすることになったのか？



敦くんも断固断れば良いのに。



鏡花ちゃんも「やだぁ！敦と帰るのは私ィ〜！」って駄々こねれば良いのに。



･･･想像したら萌えるな？









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A「なんか一日中一緒にいるよね、最近」



敦「今日はその必要は無かったんだけど？」



A「私みたいな美女と二人きりなんだから喜んでもいいのに」



敦「･･･」



A「なぜ黙る？」





つか最近黙る事多くないこの人？







A「･･･はぁ。なんか文句あるなら言ったらどうかな」



敦「別に無いよ。君みたいな美女と二人きりなんだから喜んでもいいくらいなんだろ？ﾜｶｯﾃﾙﾖ」



A「あなたから煽ってくるなんて珍しいね〜〜〜喧嘩したいの？？？？」






思えば私らって仲悪いんだよね？



それならこうして二人きりだってことに受け入れ態勢になってるのはおかしくないか？



ヤバい、感覚麻痺ってんのか。





敦「･･･気になってたんだけど」



A「はい？」



敦「太宰さんとはどれくらいの付き合いなの？」



A「え、なんで」



敦「かなり仲がいいから」





･･･これは、太宰さんは言ってもいいかもしれないけど私がダメだ。





A「･･･10年以上」



敦「そ、そんなに！？探偵社以前から･･･って事は、太宰さんがポートマフィアの」



A「まぁ前まで私、高校生だったけど」





嘘だけど。





敦「だから制服着てるんだ」



A「そう。私の話なんかしても面白くないでしょ」



敦「君は僕のこと色々知ってるのに？」





敦くんがジト目で見てくる。･･･確かに･･･。





A「･･･何が知りたい？」



敦「うーん･･･苗字とか」





苗字･･･そんなの分からない。



今まで名乗る必要があまり無かったから、要らないと思ってたけど。やっぱり聞かれることもあるのか。









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A「苗字は･･････









･･･中原」

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