7話:笑顔に見入る ページ8
A「あ、猫」
敦「ねこ?」
横浜って猫が多い気がするなぁ。
社長も好きだし、頼めば飼わせてくれるかも知れない。
・・・あ、逃げた。
A「・・・小さい頃から動物には嫌われやすいんだよね、何故か」
敦「動物は人間の本性が見えるんだろうな」
A「なんだと?」
・・・って、敦くんの周りにはめっちゃ猫集まってるぞ。何でだ。
ネコ科だから・・・?だとしたら不公平だろ。ふざけるな!
しゃがんで猫を撫でる敦くんはやっぱり幼いように見える。
A「凄い懐かれてんじゃん。もしかして何言ってるかも分かる?」
敦「僕は人間だよ。・・・でもまぁ・・・親しみやすさは感じる、かも?」
A「やはり」
敦「今なら撫でられるんじゃないか?」
A「え。で、でも」
敦「ほら」
うわぁぁ、こんなに近づけたの初めてかもしれない。
敦くんが私の側に放した猫は、青い目で私を見つめて擦り寄ってくる。
顎を触ってみると、気持ち良さそうに目を細めた。
.
.
・・・・・・あ、かわいい・・・。
.
.
.
敦「えっ・・・今、笑った?」
A「は」
・・・笑ってた?私が?
A「それは気のせいだと思う」
敦「絶対笑ってたよ。.......へぇ、笑うのか」
A「だって、可愛いし、初めて触れたから」
思わず口元が緩んでくる。
笑ったのは久々だ。
敦「・・・」
A「なに?」
敦「・・・へ・・・?ぁ、何でもない」
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ごでぃば。(プロフ) - 路さん» ありがとうございます! (2019年6月18日 0時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
路(プロフ) - ごでぃば。さん» イラスト出来ました!1枚は怪物になったので、2枚は普通の夢主です(image:http://uranai.nosv.org/uploader/common/1/d/a/1da4951634db5e889ae52ace3e0cb8f1.jpg) (image:http://uranai.nosv.org/uploader/common/0/1/9/019dbf2a4034454da0dfa88f9ebaee1e.jpg) (2019年6月17日 15時) (レス) id: 15597f3093 (このIDを非表示/違反報告)
ごでぃば。(プロフ) - 路さん» えええありがとうございます!!ぜひ描いてください!! (2019年6月17日 4時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
路(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいます!あの、夢主ちゃんのイメ画描いてもよろしいでしょうか!? (2019年6月16日 14時) (レス) id: 15597f3093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごでぃば。 | 作成日時:2018年5月31日 7時