5話:遊びに行こう ページ6
太宰「おはようAちゃん!昨日はよく眠れたかい?」
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A「はい、眠れました」
太宰「それは良かった」
太宰さんがニコッと笑う。
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敦「・・・前から気になってたんだけど、それ何?」
A「それ?あー、なんていうか。挨拶?」
敦「へぇ・・・」
太宰さんは毎朝必ず聞いてくる。
よく眠れたか、と。
・・・他でもない太宰さんが心配してくれるのはありがたい事だ。
敦「あ、そういえば今日は依頼は来てないみたいだよ」
A「マジでか。じゃあちょっとゲーセン行ってくる」
敦「待て待て待て待て」
素早く立ち上がって走り出した私の襟元を敦くんは掴む。首が絞まっている。
敦「その格好で仕事以外で出歩くのはやめたほうがいいと思うんだけど!?」
A「格好・・・制服のこと?大丈夫だよこれなんちゃって制服だし」
国木田「確かにその格好で一日中外で彷徨くとなると補導される恐れがある」
A「じゃあ国木田さん行きましょうよ」
国木田「仕事がある。というか単純に着替えればいいだろう」
A「嫌ですこれお気に入りなんです」
えー・・・せっかく休める日なのに。
ふと、目の前にいる妙ちきりんな服装の人間が目に入った。
A「・・・証人が居ればいいなら、敦くんも一緒に行くんで」
敦「はァ!?」
国木田「なるほど、それはいいな」
敦「ちょっ、国木田さん!!」
トラブルが起こらなければいいんだ。
だって敦くんは男の子だし。いざとなったら女の子(強調)の私を守ってくれるだろう。
A「いいですよね太宰さん」
太宰「イイトオモウヨー」
A「決まり〜」
敦「えっ何君のその太宰さん信者っぷりは・・・ちょ、待って・・・!」
女の子(強調)の割に力が強い私は敦くんをズルズル引き摺って探偵社を後にした。
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ごでぃば。(プロフ) - 路さん» ありがとうございます! (2019年6月18日 0時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
路(プロフ) - ごでぃば。さん» イラスト出来ました!1枚は怪物になったので、2枚は普通の夢主です(image:http://uranai.nosv.org/uploader/common/1/d/a/1da4951634db5e889ae52ace3e0cb8f1.jpg) (image:http://uranai.nosv.org/uploader/common/0/1/9/019dbf2a4034454da0dfa88f9ebaee1e.jpg) (2019年6月17日 15時) (レス) id: 15597f3093 (このIDを非表示/違反報告)
ごでぃば。(プロフ) - 路さん» えええありがとうございます!!ぜひ描いてください!! (2019年6月17日 4時) (レス) id: 414b4d1de3 (このIDを非表示/違反報告)
路(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいます!あの、夢主ちゃんのイメ画描いてもよろしいでしょうか!? (2019年6月16日 14時) (レス) id: 15597f3093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごでぃば。 | 作成日時:2018年5月31日 7時