【中島敦】僕が守るから【文スト】

4話：女の子 ページ5

太宰「ま、喧嘩するほど仲がいいってよく言うよね〜」



A「太宰さんだってしょっちゅう･･･」





『中原さんと喧嘩してたじゃあないですか』。そう言おうとしたら、太宰さんの笑顔が消えた。



すみません。もう言いません。





太宰「じゃあこうしようじゃないか」









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「敦くんがAちゃんを家まで送って行くのは、どうかな？」









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敦「･･････君のせいだからな」



A「･･･これはさすがにゴメン」





確かに夜の横浜は危険だけど。でも待ってくれよ。



異能者ぞ？我、異能力者ぞ？
家くらい一人で帰れるわ。





敦「まぁ、確かに一人だと危ないかもしれないな」



A「は？」



敦「女の子だし」





･･･。





A「･･･本気で言ってる？」



敦「･･･本当の事じゃないか」





鏡花ちゃんは太宰さんが一緒に帰るから大丈夫だけど、効率は悪いだろうに。



なのに、敦くんはそれだけを心配して付いてきてくれたのか。





A「･･･へぇ。あなた、私より幼い顔してるのに生意気だね」



敦「それ前も言ってたけど君の方が童顔だと思うんだよね･･･」



A「えっ.....そんな...嘘...ほんと？」



敦「･･･うん」









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