第30話 ページ31
どれぐらい走っただろうか。
ときどき空を飛んだりして、なんとか呪いから離れることはできたようだ。
「神様…私たちどうなるんですか…?」
「策はある…が」
「なんですか?」
神様は本当に渋々といった感じでどこからか剣を取り出した。
ゴトリという音とともに私の目の前に置かれる。
「なんですか…これ?」
「呪いを断ち切るための、唯一の手段だ」
「呪いを…?」
「あぁ、これをあの呪いの目に刺せばいい」
…それはまた何ともグロいことを。
「神様がするんですか?」
「いや、呪われた本人じゃないと意味がないんだ」
え、じゃあ、私がこの剣をあの呪いに刺さなきゃいけないんですか。
「…あう〜」
「あう〜じゃない!!命がかかっているんだぞ?」
そうか。そうだよね。自分のことぐらい自分で守らなきゃ。
「というわけで、頑張れ」
覚悟を決めて、目の前に置かれた剣を取る。
やらなきゃ。これ以上、周りを不幸には出来ない。
私自身も幸せになるために。
みんなも幸せになるために。
この戦いに賭ける!!
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akka(プロフ) - 蒼猫。さん» ありがとうございます<(_ _)>聖香はキャラ的に私も好きです (2013年9月25日 19時) (レス) id: 5dd99b923e (このIDを非表示/違反報告)
蒼猫。(プロフ) - 完結おめでとうございまぁす!!ちょっと寂しいですけど…幸せになれてよかったです!!(ノД`)・゜・。 聖香ちゃんスキです!! (2013年9月25日 18時) (レス) id: 0cd0bc8444 (このIDを非表示/違反報告)
蒼猫。(プロフ) - akkaさん» いえいえ、楽しみにしてます♪ (2013年9月16日 18時) (レス) id: 0cd0bc8444 (このIDを非表示/違反報告)
akka(プロフ) - 蒼猫。さん» まじすか!!教えてくださってありがとうございます<(_ _)> (2013年9月16日 18時) (レス) id: 5dd99b923e (このIDを非表示/違反報告)
蒼猫。(プロフ) - akkaさん» わー(´;ω;`)続き待ってます…!!あ、あと…25話の「一週間前にお父さんが死んで、ついさっきお父さんが死んだ」ってなってます;;違ってたらスミマセン…!! (2013年9月16日 15時) (レス) id: 0cd0bc8444 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:akka | 作成日時:2013年9月3日 17時