最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。弐

95話 かまぼこ隊との談話。 ページ49

『え、いいのか？』



炭治郎「あぁ、Aも気になっていただろう？」



『そうだけど…』



炭治郎「ははっ、じゃあ明日行こうな」




善逸「やだAちゃんまたどっか行っちゃうの！？」



『うん…行くけど』




善逸「炭治郎と！？二人っきりで！？！」ｽﾞｲｯ




『ちょっ、近』




炭治郎「二人じゃないぞ？煉獄さんもいるからな」




善逸「…まぁ、柱の人が一緒ならいいけどさ…」




『…ふっ、なんだ？心配してくれたのか善逸？』



善逸「…だって、Aちゃん何処かに行くといつも怪我して帰ってくるんだもん…それに…」



不安の気配と、これなんの気配だ？憎む気配…？




伊之助「なんだお前、嫉妬してんのか？」




善逸「えっ！？ちょっ…違！」




『あぁ！この憎む気配は嫉妬か！』



この感情の気配は初めてだったな…ただ何に対しての感情だこれ？



善逸「もういいから！！はい！夜遅いから寝てAちゃん！！」ｸﾞｲｸﾞｲ



『えぇ…私眠くないんだが…』



炭治郎「駄目だぞA？寝ないと体力が落ちてしまうからな」



『…寝ます寝ます。ごめんてお母さん…』




炭治郎「なっ！だから俺はAのお母さんじゃ！」



ギシッ



『…あれ、伊之助って天井にくっ付いてたっけ……さっきまで私の後ろに立ってたよね…？』




ベットに寝て気付いた。天井に伊之助張り付いとる。




伊之助「がははは！！それは俺の残像の気配だ！！」




ガバッ




『えぇ！？何それ！』



私がさっきまで感じていた伊之助の気配は残像？？？


って事は、私騙されてた？？？


最強の殺し屋が？気配を感じ取るのに優れている私が？？？



『…いのちゃん、今度それ教えてください…』



伊之助「もちろんだぜ！！Aは俺の子分だしな！！」



『ありがとう…』



情けない…



『…やっぱ訛ってるよな…今度鍛えないと…((ﾎﾞｿｯ』




善逸「…程々にねAちゃん。」




『…へ？』




善逸「じゃ！俺たちと行くね！！」




『え、いやあの……、うん！わかった！！お土産本当にありがとね！！大切に使うから！！』




炭治郎「じゃあA！明日迎えに来るからな！！」




『うん、待ってる。』




伊之助「気配騙しは今度教えてやる！！ちゃんと覚えるんだぞ！！」




『あぁ、ありがとうねいのちゃん。』



ガラッ



『…そっか、善逸は耳がいいから全て聞こえたんだよな…』



まぁいい、明日に備えて早く寝るか

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