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94話 変わったのは外見だけってわけ。 ページ48

伊之助「お前、前までなんの気配も感じなかったから少し怖かったけどよ、今は少し感じるから何処にいるか分かるようになった。」



『…そっか、伊之助は私と同じ気配を感じ取るのに優れていたんだよな。』



伊之助「おお、だから今はお前が知らない内に後ろに居るってことがないからな。」



『…?』



それはどういうこと???意味わかんねぇ…理解が追いつかん…



伊之助「できたぞ!!」



チャキッ



スッ『…うん、持ちやすくなった!』



伊之助がくれた赤い布は、私の二本の刀には勿体ないくらいだった。



ただまだ私の思う事は、嬉しい事と、これで血が目立たなくなる事なんだよな……



殺し屋の時の思考と何一つ変わってない。



『…結局…変わったのは外見だけってわけか…(ボソッ』



炭治郎「ん?なんか言ったか?」



『別になにも、それより本当にありがとね皆!!黒山A復活!!』



善逸「…Aちゃん…」



『だが髪が白になってしまったな……白海(しろうみ)にでも改名するか??』



羽織りも真っ黒から炭治郎と善逸の羽織半分ずつの模様となったし、刀も赤く綺麗になったし。髪も白だし……これまじで私ってわかんないんじゃね???



炭治郎「…せっかく鱗滝さんが付けてくれた名前だぞ?」



『…冗談。偽名にでも使うのもいいかなって…』



善逸「でも本当に、その羽織りと白髪じゃないと、Aちゃんって分からないかも。」



『…まじ?』



善逸「うん、前までのAちゃんは無音だったから凄く目立ってたんだ、でも今のAちゃんは少し音があるんだ。絡まってるけど、少しづつ解けていくような音が…」



炭治郎「俺も似たような感覚がするんだ、色んな匂いが混ざってるけど、一つだけ違う匂いがするんだ……なんというか、説明が難しいな…はは。」



『…』



掌を自分に向け、顔を包む。



私の中で確実に何かが変わり始めてる事は確かなんだ。



あぁ良かった…



この100年間は無駄じゃなかった…



炭治郎「ふふ、安心したような匂いがするな、良かったなA。」



善逸「Aちゃんの音って、なんか好きなんだよな俺。」



伊之助「俺はやっとAが何処にいるか分かるようになったぞ。」



確実に、少しづつだが変わってる。


しかし遅い変化には厄介事が付き物だ。それが恐ろし。



炭治郎「そうだA!明日俺は煉獄さんとヒノカミ神楽について話すんだが、Aも来るか?」

95話 かまぼこ隊との談話。→←93話 お土産の愛が重すぎる件について。



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黒山羊(プロフ) - りのさん» のわぁぁ!!ありがとうございます!! (2019年12月13日 18時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - あの!あの!火柱ではなく炎柱ですよ! (2019年12月13日 18時) (レス) id: e4553ad800 (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - Таняさん» なんと!ありがとうございます!! (2019年12月11日 23時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)
Таня(プロフ) - とても面白いです!毎日楽しみに待ってます!炭治郎達が蝶屋敷で習得したのは、全集中常中ですよ。 (2019年12月11日 23時) (レス) id: c8019f5fdc (このIDを非表示/違反報告)
黒山羊(プロフ) - 桜冬月さん» コメントありがとう!!頑張ります! (2019年12月7日 22時) (レス) id: 02b3f44d22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒山羊 | 作成日時:2019年12月5日 19時

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