最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。弐

93話 お土産の愛が重すぎる件について。 ページ47

『…ごめん…今度ちゃんと…話す。』ｷﾞｭｯ




炭治郎「A……分かった、俺はいくらでも待つぞ！」




『…君は優しいな…』




善逸「Aちゃん。」




『善逸？どうしたの？』




善逸「炭治郎もだし、俺も伊之助も待ってるよ。」




『ふっ…あぁ、待っててよ。』




善逸「うん！もちろんだよ！！」




伊之助「早く土産開けようぜ」ｶﾞｻｺﾞｿ




炭治郎「あぁそうだったな」



皆まじで買ってきてくれたんだな…



炭治郎「はい！俺と善逸と伊之助で選んだんだ！！」



『羽織！！炭治郎と善逸の羽織の模様半分ずつだ……あとこれ、刀の柄を包む布かな？』



善逸「Aちゃんの羽織ってただ1枚の布を被ってるだけでしょ？だから俺達で作ったの！！」



伊之助「刀の柄の布は俺が作ったんだぜ！！なんせお前は俺と同じ二刀流だしな！！」



『…なんか、凄いフワフワする。』



『ありがとう。宝物にする。』



炭治郎「ふふっ、Aからは嬉しそうな匂いがするぞ？」



善逸「暖かい音だよ！！」



伊之助「っホワホワさせんな！！」



『…嬉しいか、うん、嬉しいぞ！』



という事で…早速着てみたんだが。



『…この羽織り、義勇を意識してない？』



炭治郎「…まぁ、参考程度には…」



善逸「…でも、これで俺らが近くにいなくても…安心するでしょ？」



『はは、そうだな、二人に抱き締められてるみたいでいいなぁこれ。』



1人じゃないみたいだ、今の私には凄く必要な物かもな。宝物にしよう。今度は壊されないように。大切に。



炭治郎「…A…」




『…え、なんで頭抑えてんのさ』




ガシッ



善逸「やっぱりAちゃんは俺たちと一緒にいよう。」ﾂｰ



『いやいや、鼻血、ねぇ、鼻血でてるから。』



炭治郎「善逸、嫁入り前の女の子にそんなことするなんて…」



善逸「嫁入り前！？何言ってんの炭治郎！！Aちゃんはもう俺の婚約者だから！！これはもう決まってるから！！ねぇ！そうだよね！？！」



『…あ、本当にありがとうねこの羽織り、宝物にするよ。』



『いのちゃん、一緒に刀の柄に布巻こ』




伊之助「おう！！俺は布を巻くの得意だぜ！！」



善逸「…キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ！！！」



炭治郎「なっ、落ち着くんだ善逸…！！」



よし、変態は炭治郎に任せていのちゃんと刀の柄やろ。



カチャカチャ



『…結構むずいな…』



んんん？

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