最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。弐

66話 殺し屋時代のお仲間？？？ ページ20

ﾀﾀﾀﾀｯ



気配がする所に走る。



(あぁ近づくと更に強まる気配……恐らく“アイツ”も此方の気配に気づいてる事だろう。)



『アイツは危険すぎる……だが私はアイツと相性が悪いんだよなぁ…』




ピリッ




私が張っていた糸に何かが引っかかった……




『…上か。』ｽｯ




ビュー



(風が強いな…)




『…アイツは何処だ…？』




＿＿＿＿＿ギシッ




ﾊﾞｯ『』ﾁｬｷｯ




？「…ん？あれぇ？トランスじゃねぇか？」




『…お前、腕あがったなぁ』



気配も感じ取れなかったし、剣も首に当てられてしまったな。



『何故お前がここにいるんだ。』




『ナンバー10．コードネーム…“スペース”』



スペース「どうも、覚えててくれてありがとう…トランスさんよォ…」







スペース。



博士が最後に造った人造人間。


能力:空間操作




『でぇ？なんでお前がここにいるの？』




スペース「いやぁそれがさぁ、気づいたらこっちの世界にいた感じで？とりあえず金持ってそうな奴に話しかけたら……なんと鬼の中の原点の鬼舞辻無惨でさぁ……いいように使われてるってわけ。」




『はっ、ざまぁ』




スペース「ああ！？なんだよ！」




『…という事は今のお前の主は鬼舞辻無惨か。』




スペース「いやぁまいっちゃうよねぇ。」




『…て事はお前、私の事捕まえる感じ？？？』




スペース「…そうなっちゃうねぇ。」




『…お前も分かってるだろ？相性が悪いって。』




スペース「あれ？怖気ついた？“お姉さん”？」



『…私は試作品だ。お前ら兄弟シリーズとは関係ない。』



スペース「あらそう？じゃあさ…」ﾁｬｷｯ



スペース「殺しても、いいよね？」ﾆﾀｧ



『生憎、お前と殺り合ってる場合じゃない』



スペース「…えぇーつまんないの。」



『…思ってもないくせに。』



スペース「ははは！俺は思ってるぜ？なんせ“感情がある”からさぁ。」



『死ね。』




スペース「殺してもいいんだよ？俺の事。」




『…お前を殺すのは骨が折れる。』



スペース「トランスと違って俺は生き返り出来ないの、知ってるでしょ？」



『どうせ身体の中身どっか安全なとこに置いてあるんだろ。てか令和でもそうだったろお前。』



スペース「…だってさぁ、俺は生き返り出来ないし、死ぬつもりもないからね。」



『不便だなぁお前』

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