最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。弐

73話 本当に駄犬に成り下がったのかスペース。 ページ27

ビリビリ


『…ﾊｧ……行くぞ！』ﾄﾞﾀｯ



大きな狼になって、彼奴を噛み殺してやる。



ドタッ ドタッ ドタッ



(やっぱ重いな、足が遅い。)



なら。




猗窩座「来い！黒山A！！」ｽｯ




猗窩座は自分よりも3倍でかい私に向かって殴り掛かろうとしてる。もちろん猗窩座は頭を狙ってる。だから私はこうするよ。




私と猗窩座の距離がゼロ距離になる瞬間。




ビリビリ




私は黒山Aの姿に戻った。




ﾌﾞﾝｯ 猗窩座「…っなに！？」




ﾁｬｷｯ 『…この姿で戦わないとは言ってない！！』




ザシュッ



猗窩座「ぐっ…！！」ﾊﾞｯ




(っくそ！腕しか斬れなかったうえに距離をとられる！！)



『逃げるな！！』ｼｭｯﾊﾞｯ



猗窩座「なっ！？(早い、駄目だ、頚を斬ら)」




＿＿＿ピンｯ





私が猗窩座に頚は“斬れない”が致命傷を与えられそうな時に。また何かが引っかかったんだ、私がはった糸に。知ってる、気配が…



煉獄「っA少女！！避けろ！！」



駄目だっ、新しく進化した体に私が追いついていないっ！！



ドゴンッ




『カハッ…！！』ﾍﾞｷｨｯ



背骨が、何かに後ろから思い切り踏まれたことにより反り返り折れた。



？「ははは、反応したのに動きが遅かったなA、何かあったのか？」



猗窩座「っ……遅いぞ。“空虚(くうきょ)“」



空虚「はいはい……スペースだって言ってんのに…」



『ｶﾞﾊｯ………何…してんだ…スペース…！！』



炭治郎「Aを踏むなｯ！！」ﾀﾞｯ



『来るな炭治郎！！』



炭治郎「だがっ…」



『っぐぁ……？！』



空虚「馬鹿だなぁA…俺に踏まれたまま叫ぶなよ。」ｹﾞﾗｹﾞﾗ



空虚「内蔵が壊れるよ？」



『…私を…踏むな…スペース…』



空虚「…ごめんなぁ、今の俺のコードネームは空虚(くうきょ)。スペースはお前の“昔の相棒”。空虚は“鬼舞辻無惨の犬”って事で、以後お見知りおきを。」



『駄犬が。』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ



ガッ



『っあ゛ぁ゛』



空虚「生き返りはさせねぇ、変身もさせねぇ……てか、技名言わなくても変身出来たっけお前？」



『手を踏むな…背中も踏むな…私を地面に踏みつけるな……』ｷﾞﾛ



空虚「…おっかねぇな、その目やめろよ。」ｸﾞｯ



左足で背中を踏まれ、右足で刀にした手を踏まれ、左手で頭を地面に押し付けられて……まったく。




『こんなに屈辱的なのは初めてだ。』

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