最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

34話 やばい炭治郎が死ぬ。 ページ35

炭治郎「そんなものは家族の“絆”ではない！！ただの恐怖だ！！お前になんか禰豆子は渡さない！！」



累「いいよ別に、殺して奪るから。」



炭治郎「俺が先にお前の頸を斬る、そしてAも返してもらう。」



累「威勢がいいなぁ、できるならやってごらん、十二鬼月である僕に…勝てるなるね。」



『ｯ炭治郎！！』ｷﾞﾘｷﾞﾘ



早く早く早く、もうこの際バラバラになってもいい！




累「……」ｷﾞｭﾙ




『あ゛ぁ゛……』




累「Aは少し寝てなよ。」ｷﾞﾘｯ




炭治郎「ｯA！！やめろっ！！」ﾊﾞｯ




駄目だ炭治郎、殺られるぞ。



……もう駄目だ、意識が……途切れる…


… … …


ゴゥボッ



「ヒノカミ神楽 円舞」



暖かい……炎？



『……はっ！？……しまったっ！！炭治郎はっ！？』



メキ メキ メキ



ボッ



『ぐっ……なんだ？糸に火がっ。』




『禰豆子か』



ボウッ



炭治郎「俺と禰豆子とAの絆は誰にも引き裂けない！！」



あぁ炭治郎、そこに私も入れてくれるのか。



『斬った。大丈夫か炭治郎？？』



炭治郎が累の頸を斬った。倒れたようだ。呼吸の使い過ぎで。



だがこれで私の糸も……斬れ…ない？



ッまさか！！




『ｯ炭治郎！！まだだっ！！』ｷﾞﾘｯ




『ｯぐぅ……累っ！！』



ギュルギュル



累「僕に勝ったと思ったの？可哀想に、哀れな妄想して幸せだった？僕は自分の糸で頸を切ったんだよ。お前に頸を斬られるより先に。」



このままでは炭治郎がっ！！



累「もういい、お前も妹も殺してやる。こんなに腹が立ったのは久しぶりだよ。不快だ本当に不快だ。前に同じくらい腹が立ったけどずっと昔だったよ、憶えてないほど。」



『……』ｷﾞﾘｷﾞﾘ ﾐｼｯ ﾎﾞﾄｯ



右手だけ落ちた、まぁいい右手さえ累に触れれば。



ｽﾞﾘｽﾞﾘ ギュル




累「……何やってるA、腕が切れてるよ。」




あぁ…腕取り上げられちゃった。




累「Aは人間なんだからもう治らないんだよ。」




『炭治郎から離れろ害虫がっ！！』





累「……まぁいい、血鬼術･殺目籠」




ギュルギュル




『ｯ炭治郎！！』




駄目だ駄目だ駄目だ



『！！』ｷﾞﾘｷﾞﾘ ﾐｼﾐｼｯ




早くしろ、炭治郎が殺される。



あぁもう早くちぎれろよ体！！




スパンッ



？「俺が来るまでよく堪えた、あとは任せろ。」




助かった……良かった。

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